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丸の内TOEI『楢山節考』『武士道残酷物語』デジタル上映!パルムドール&金熊賞トロフィー展示

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デジタル上映される『楢山節考』と『武士道残酷物語』
デジタル上映される『楢山節考』と『武士道残酷物語』 - 『楢山節考』(C)今村プロ・東映 (C)東映

 東映は26日、東京・銀座の丸の内TOEIで、カンヌ国際映画祭最高賞・パルムドールに輝いた今村昌平監督作『楢山節考』(1983)と、ベルリン国際映画祭最高賞・金熊賞を受賞した今井正監督作『武士道残酷物語』(1963)を、7月3日から16日までデジタル上映し、劇場ロビーにて最高賞のトロフィーを2つとも展示すると発表した。

 『楢山節考』は、70歳を迎える老人を楢山に捨てる習慣のある寒村を舞台に、死を目前にした人間の生き方を、土俗的な哀切の中に描いた作品。作家・深沢七郎さんの同名小説を、今村監督が東映と今村プロダクション提携作品として製作。長野県北安曇郡小谷村の廃村をベースにオープンセットを組み、1年間にわたってロケを敢行した。

 今年2月7日に亡くなった日下部五朗プロデューサーが企画で参加。1983年5月19日、第36回カンヌ国際映画祭で最高賞のパルム・ドールを受賞し、日下部プロデューサーは、老女・おりんを演じた坂本スミ子さんと共にトロフィーを受け取った。

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 『武士道残酷物語』は、今井正監督と中村錦之助さんの初顔合わせで、作家・南条範夫さんの「被虐の系譜」を映画化。封建社会において、君主や国家のために命を投げ出してきた武家の残酷な歴史を、江戸時代から現代までの7つのエピソードで描く。錦之助さんは、戦国時代の武士から特攻隊員、現代のサラリーマンにわたる全ての主人公を1人で熱演。1963年7月2日、第13回ベルリン国際映画祭において、金熊賞に選出された。

金熊賞とパルムドールのトロフィー

 この、日本を代表する名作のデジタル上映に合わせ、両作品のトロフィー展示が決定。東映本社内にも所蔵されていないという最高賞のトロフィーが邂逅する、またとない機会となり、映画館でしか味わえない経験となりそうだ。(編集部・入倉功一)

映画『楢山節考 』『武士道残酷物語』は丸の内TOEIにて7月3日~16日上映(入替制/入場料金:一般・シニア 1,100円)

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