伊藤沙莉、今は鉄の心!ブレイク女優の素顔

勢い止まらない!伊藤沙莉 - 写真:映美
勢い止まらない!伊藤沙莉 - 写真:映美

 映画『ペット2』、テレビアニメ「映像研には手を出すな!」で声優としても強い存在感を示し、新たにアニメーション映画『小さなバイキング ビッケ』(10月2日公開)で主人公のビッケの声を担当した伊藤沙莉が、ブレイクを果たしたいまだからいえる自身の素顔や女優業に抱く思いを語った。

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 本作は70年代にテレビアニメとして人気を博した児童文学シリーズを映画『SING/シング』『怪盗グルーのミニオン大脱走』のスタッフが新たに映画化したもので、伊藤が演じるのは、小さくて頼りないけれど持ち前の知恵を武器に愛する母を救おうと大海原の冒険へ向かう男の子のビッケだ。

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 声優としてはもちろん、女優として着実に注目度を上げる現状について、「認めてもらい、求めてもらいたいーー言ってしまえば承認欲求の塊です。私のお芝居でその役を想像して呼んでくださったんだな、と思える現場はうれしい。ああやっていてよかったなって思います」とあくまで謙虚に受け止める。

 一方で、9歳から女優として活動してきたからこその不安をいまだに抱えているといい、「芸歴と同じくらい長い間エゴサ(エゴサーチ)をしてきて、もはや日常です」と語る。あまりにたくさんの人々の反応を見てきたため、「なにを書かれようが気持ちがアップダウンすることはありません。ブス! とか嫌い! と書かれても、そっかそっか~としか思わない。“鉄のハート”になってしまったみたいで」と笑い飛ばす。

 エゴサの習慣は単純な好奇心に始まり、もはや自分を痛めつけてる!? と思う頃もあったようで、決して「自分が大好きだからではありません」と続ける。ちょうど自身の出演作についての感想を知りたいのと同じようなもので、「私に対してなんらかの感想を抱いてもらえることが面白い」と不特定多数に知られる存在となった現状を客観的に面白がっているそう。

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 そんな彼女が、夢へのピュアな思いを現実のものにした秘訣を聞こうとすると、「えっと……大ブレイクしてま~す! と思ったことはないんです」とブレイク自体をあっさり否定。それでいて「いまやっているお仕事が終わるのが怖い」という心の状態は子役時代から変わらないといい、「例えば学園ドラマに出ていて、スタッフさんに“次の作品は?”と聞かれたとき、自分だけ答えられなかったんです。そうした日々が長かったので、そのころと比べると“次は『○○』です!”と言える状況はとっても幸せ」と充実した顔を見せる。彼女の言う“幸せ”はまだしばらく続くだろう、そう確信した瞬間だった。(取材・文:浅見祥子)

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