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『ブラックパンサー』ワカンダ王国のスピンオフシリーズ決定!

『ブラックパンサー』の超文明国はどう描かれる?
『ブラックパンサー』の超文明国はどう描かれる? - Walt Disney Studios Motion Pictures / Photofest / ゲッティ イメージズ

 マーベル映画『ブラックパンサー』(2018)に登場する、架空の王国ワカンダをテーマにしたスピンオフシリーズの制作が決定した。

【写真】昨年2月には元気そうな笑顔を見せていたチャドウィックさん

 米ウォルト・ディズニー・カンパニーは、『ブラックパンサー』を監督したライアン・クーグラーと制作会社プロキシミティ・メディアとの契約の一環として、ワカンダを題材にした「Disney+(ディズニー プラス)」向けの新シリーズを企画していると発表。5年に及ぶこの独占契約には、同社がほかのテレビシリーズを制作する可能性も含まれているという。

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 声明でクーグラー監督は「ディズニーのプラットフォームを通じて、世界中の観客の皆さんと学び、成長し、関係を築いていくことを楽しみにしています。すでにいくつかの企画が進行しており、皆さんにお知らせする日が待ちきれません」と明かしている。

 ワカンダは、キャプテン・ アメリカの盾にも使われている稀少鉱石ヴィブラニウムの研究により発展を遂げた超文明国。『ブラックパンサー』では、ヴィブラニウム製の漆黒のスーツを身にまとった若き国王ティ・チャラ(チャドウィック・ ボーズマン)が、世界を脅かす国の秘密を守るために奮闘する姿が描かれた。スピンオフの詳細は発表されていないが、ティ・チャラの妹シュリ(レティーシャ・ライト)、ティ・チャラの幼馴染ナキア(ルピタ・ ニョンゴ)、女戦士オコエ(ダナイ・グリラ)など、個性的なワカンダ王国の面々の物語が期待できそうだ。

 クーグラー監督は現在、『ブラックパンサー』の続編に取り掛かっており、今年7月にも撮影に入る予定だと報じられている。主演のチャドウィックさんは、昨年8月に大腸がんのため急逝。マーベル・スタジオは、チャドウィックさんの代役は立てず「ワカンダ王国とキャラクターたちの世界観を掘り下げる予定です」と発表しており、スピンオフへの足がかりになる可能性もありそうだ。マーベル・スタジオの重役ヴィクトリア・アロンソさんは昨年、デジタル技術でチャドウィックさんを復活させるつもりはないことも、アルゼンチンのメディアClarinに明かしている。(編集部・入倉功一)

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