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高良健吾、6年ぶり大河で15歳に挑戦!「変化をキュートに」

「青天を衝け」初回より。渋沢栄一(吉沢亮)と従兄・渋沢喜作(高良健吾)
「青天を衝け」初回より。渋沢栄一(吉沢亮)と従兄・渋沢喜作(高良健吾) - (C)NHK

 本日(14日)から放送スタートする大河ドラマ「青天を衝け」で、吉沢亮ふんする主人公・渋沢栄一の従兄・渋沢喜作を演じる高良健吾(33)。栄一の幼なじみとして育ち、混沌とした幕末から明治期を共に駆け抜ける喜作を演じるにあたり、若返りの演技にも挑む高良が「キュートに喜作の魅力と変化を出せるように、自分自身にも期待しています」と意欲を見せた。

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 本作は、新一万円札の顔としても注目される実業家・渋沢栄一を主人公にした物語。幕末から明治にかけて、銀行、保険、製紙、紡績、鉄道、海運、ガス、電気など約500もの企業を育て、約600の社会公共事業に関わり「日本資本主義の父」と称された彼の波乱に満ちた軌跡を追う。

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 2015年放送の「花燃ゆ」で、本作と同じく幕末に生きた長州藩士・高杉晋作を演じて以来、2度目の大河ドラマ出演となる高良。大河の醍醐味について「なんと言っても長い時間をかけて一人の人生を演じられること」と述べると、喜作を演じるうえで「何者でもない真っすぐで素直で可愛らしい少年が、時代の渦に巻き込まれていきながらも成長していく……その変化をしっかり表現したい」と意気込みを語る。

 生まれ育った血洗島(ちあらいじま・現在の埼玉県深谷市)にいるときの喜作が、平凡な少年であることをしっかり表現することで、後に一角の人物になったときに、その変化が効いてくる。現在33歳の高良は15歳から喜作を演じることとなるが「コントにならないようにしなければ」と笑顔。

 作品に携わるまで、渋沢栄一という人物にあまり触れる機会がなかったという高良。しかし、資料などで調べるにつれ、自身が「花燃ゆ」で病により志半ばで命を落としてしまった高杉を演じた経験をふまえ、先の先を見据える能力を持ち混乱期を生き抜いた栄一の生きざまに惹かれたという。「栄一のそばにいたから、喜作も生き延びることができた。ちゃんと自分の心の真ん中にあるものを大切に信じながら変化していく姿は格好いい」

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 一方、栄一役の吉沢は、初めての大河ドラマ出演となる。高良は「とても堂々としています。そしてすごく正直な人。一緒にいて楽しい」と印象を述べると、“何者でもない人間”を、栄一と喜作という二人の関係性のなかで、いかに軽やかに表現するのかを現場で意識しながら演じていると話す。

 新型コロナウイルスが猛威を振るうなか、異例の2月スタートとなった本作。高良は「コロナ禍もそうですが、いまの世の中の人たちは、我慢していることがたくさんあると思います」と現状を憂うと「そんななか、いまほど情報がない時代にも関わらず、栄一ら若者たちは、がむしゃらに行動して未来を切り開いていきます。もしかしたら、そんな姿がいまの人たちの励みになるかもしれないと思っています」と作品に込めた思いを語っていた。(取材・文:磯部正和)

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