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岸優太の瞳の演技!月9「ナイト・ドクター」で真骨頂を発揮

「ナイト・ドクター」より
「ナイト・ドクター」より - (C) フジテレビ

 月9ドラマ「ナイト・ドクター」(フジテレビ系)で、研修医あがりの元内科医・深澤新を岸優太King & Prince)が好演している。

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 波瑠が主演を務め、田中圭北村匠海岡崎紗絵と人気・実力を兼ね備えたキャストが名を連ねる本作は、医師の完全昼夜交代制を取り入れた病院で、夜間救急に専従する医師たちの奮闘と成長を描く。深澤役の岸は、2013年「仮面ティーチャー」(日本テレビ系)でドラマデビュー。2014年に映画化された『劇場版 仮面ティーチャー』で映画初出演を果たした。「お兄ちゃん、ガチャ」(2015・日本テレビ)では鈴木梨央とともにダブル主演を、「大江戸ロボコン」(2017・NHK)では単独主演を経験。『黒崎くんの言いなりになんてならない』(2016)、『ニセコイ』(2018)といった作品に出演してきた。

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 印象深いのは、2014年に主要キャストのひとりとして出演した「近キョリ恋愛~Season Zero~」(日本テレビ系)だ。映画『近キョリ恋愛』(2014)の公開に先駆けて放送されたスピンオフであり、山下智久ふんする櫻井ハルカの高校時代を描いた作品である。岸が演じたのは、ハルカの幼なじみ・鮎川奏多。明るく健やか、ときにお調子者という岸のパブリックイメージを彷彿とさせる役どころながら、友情と恋心の間で揺れる青春の葛藤を切なく演じた。不意に見せる憂いの表情、訴えかけるような大きな瞳が観る者を惹き込んだ。この瞳の芝居こそ、岸の真骨頂といえる。

 「ナイト・ドクター」で演じる深澤は、安定を望み、同僚たちにはときどき強気で、妹の恋愛事情にやきもきするごく普通の青年だ。秀でたスキルも経験値も持たぬまま図らずも放り込まれた夜間救急という命の現場で、自分から動くことはもちろん指示されたことすら遂行できず、悔しがるまでもない無力さに立ち尽くす。

 向いていない、そもそも望んでいないと、虚ろな瞳で誰にともなく言い訳をし、辞めようと思い至った矢先、自信のなさゆえ受け入れ要請を断る。その結果、深澤は大切な妹を生死の危機に立たせてしまう。不甲斐なさ、後悔、懺悔、手術中の妹を見つめながらボロボロとこぼす大粒の涙は、深澤が抱くさまざまな感情を想像させる。このことを機にナイトドクターとしての責任に直面し、他人事ではないという自覚が芽生え始めた深澤。朝日を見つめる瞳には、心を決めたように光が戻る。

 指導医・本郷(沢村一樹)におそるおそる近づき「このまま逃げたくない」と告げるシーンでは、震えながらも芯のある語調と、頼りなくも逸らさぬ瞳で確かな決意を示した。瞳の動き、声のトーン、手の置き場や姿勢に至るまで、岸はオーバーになりすぎず丁寧に表現。まさしく岸らしい、実直な芝居となっている。

 これまで“知る人ぞ知る”に留まっていた俳優・岸優太の魅力が、ようやく花開くときを迎えている。(新亜希子)

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