母が最期に見たものは…帰郷した姉弟を怪異が襲う『ダーク・アンド・ウィケッド』予告
父の最期を看取るために帰郷した姉弟が怪異に襲われる様子を描くホラー映画『ダーク・アンド・ウィケッド』（11月26日公開）の予告映像と場面カットが公開された。
本作の監督・脚本・製作を務めたのは、山奥の一軒家でカップルを襲う恐怖の一夜を描いた『ストレンジャーズ／戦慄の訪問者』（2008）で注目を浴びたブライアン・ベルティノ。本作では、両親から離れてそれぞれ暮らすルイーズとマイケルの姉弟が、父の病状が悪化したとの知らせを聞き、生家であるテキサスの人里離れた農場を久々に訪れたことから巻き起こる恐怖が描かれる。
公開された予告映像は、人里離れた農場で鼻歌を唄いながら台所に立つ年配の女性の姿からスタート。続いて何者かが扉を開く音に振り向いた彼女は翌朝、羊小屋で首を吊った姿に。一方、余命いくばくもない父を看取るため実家を訪れていた姉弟は、突然の母の死により憔悴しきった様子を見せる。母の日記には恐ろしい体験が記されており、電話を取れば「来るなと言ったのに」と母の声が聴こえ、そして脚を失ったヤギの後を追うと丹精込めて育ててきた家畜たちの死骸が見つかる……。立ち込める不穏な雰囲気が全編への期待を高める仕上がりとなっている。
主演を務めたのはアカデミー賞作品賞候補に挙がった『アイリッシュマン』『最後の追跡』などのマリン・アイルランドと、A24が手掛けた『ディック・ロングはなぜ死んだのか？』などの マイケル・アボット・Jr。本作はジャンル映画の権威であるシッチェス・カタロニア国際映画祭にて最優秀女優賞と撮影賞の2部門に輝いている。ほか共演にはザンダー・バークレイ、ジュリー・オリバー・タッチストーン、マイケル・ザグストも名を連ねている。（編集部・大内啓輔）
