ディーン・フジオカ、吉沢亮にワクワク 渋沢と五代の再会シーン秘話

ディーン・フジオカ演じる五代友厚
ディーン・フジオカ演じる五代友厚

 2015年に放送された連続テレビ小説「あさが来た」で五代友厚を演じ、好評を得たディーン・フジオカ。そこから6年後、同じ脚本家・大森美香が手掛ける大河ドラマ「青天を衝け」で、再度五代を演じることになった。以前の取材では「運命を感じる」と話していたディーンが「明治編」で再登場となる五代への思いを改めて語った。

【写真】吉沢亮、ディーン・フジオカ、町田啓太ら「青天を衝け」27回場面写真

 江戸幕府が崩壊し、薩長を中心とした明治新政府が発足。ドラマもいよいよ「明治編」へ突入するが、吉沢亮演じる主人公・渋沢栄一と共に、日本近代化の一翼を担う重要人物として活躍するのが五代だ。

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 ディーンは五代と栄一の関係を「『東の渋沢、西の五代』と比較されることが多いですが、五代にとって渋沢は同じ未来に向かって進んでいく仲間という認識です」と捉え、「出会ったときは五代の方が経験していることが多いので、渋沢をリードしていく関係性になるのかなと理解しています」と明治編での五代の見方を指南する。

 「あさが来た」で演じた五代との違いについては「今作の方が、史実に基づき、より具体的に五代像が描かれていると思います」と言い、現代社会において、五代がどのような影響を及ぼしたのかが分かりやすく表現されていることを強調する。

 また今年前半に行われた取材時には、「登場シーンも含めて、よりワイルドになっている」と話していたが「五代は広い視野を持つ人物で、そこに行動力も伴う。自信がみなぎっていているところが強みであり、魅力だなと感じています」と“ワイルド”に見える理由を補足していた。

第27回「篤太夫、駿府で励む」より。再会する五代と渋沢

 明治編では、渋沢と五代が対峙するシーンも多く登場する。ディーンは「先ほども話しましたが、渋沢にとって五代は経験豊富な先輩であり、ある意味で手強い相手でもある。逆に五代から見たら、渋沢に対しては包み込むような、ゆとりを持った接し方を意識して演じています」とポイントをあげる。

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 こうした意識は撮影の外でも共通しているようで、「おりょう(吉沢)の立場は、とても簡単なものではない」と大河ドラマで主演を務める重責を慮り、「自分はたまに来て撮影する立場なので、できるだけ堅苦しい話はせず、少しでも息抜きしてもらえればという気持で接しています」と距離感を述べる。

 明治編で五代と渋沢が大蔵省で再び対面するシーンでは、印象的なこともあった。普段、撮影現場で役者同士でシーンの芝居について話すことはほとんどないというが「撮影を始める前のテストのとき、おりょうが『この部分のセリフ、こう言ってもいいですか』と話しかけてきたんです。どういう気持で僕に話しかけてきたのかは分かりませんが、すごく熱量を感じて、このシーンが渋沢にとっても大切だと思ってくれたのかな……とワクワクしました」とエピソードを披露してくれた。

 別の作品で、同一人物を演じるという奇跡。こうした縁をディーンは「見えない力で導かれているような感じがする」と表現し、「僕は朝ドラで演じるまで、五代さんのことは知りませんでした。でもこの出会いは僕にとってはとても大きいことでした」としみじみ。

 その理由について「個人の幸せと、後世に生きる人の幸せというのはイコールにならないことが多い。そんななか、五代さんは自分よりも未来の人の幸せを選んだ。五代さんを演じていると、彼が行ったこと一つ一つが、現在進行形で僕に気づきを与えてくれる。お会いしたことはないですが、恩人のような感覚です」と役との出会いに感謝していた。(取材・文:磯部正和)

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