謎だらけの『マトリックス レザレクションズ』予告編!日本風の景色も?

謎が謎を呼ぶ『マトリックス レザレクションズ』の予告編
謎が謎を呼ぶ『マトリックス レザレクションズ』の予告編 - (C) 2021 WARNER BROS. ENT. ALL RIGHTS RESERVED

 映画『マトリックス』シリーズ最新作『マトリックス レザレクションズ』の予告編がついに公開された。2分52秒にわたる映像には、とにかく3部作のオマージュが山盛り。提示される新たな謎に、想像力が刺激される。(文・平沢薫)

映画『マトリックス レザレクションズ』予告編

 予告編の冒頭、主人公ネオ(キアヌ・リーヴス)がセラピストと話しているシーンで彼は、1作目の『マトリックス』で世界の実態を知らなかった頃と同じ、トーマスという名前で呼ばれている。彼がセラピストに「夢とは思えない夢を見た」と語りかけるセリフは、1作目で、仮想世界で天才ハッカーとして活動していた彼が、顧客に「起きていてもまだ夢を見ているような感覚があるか?」と尋ねる場面を思い起こさせる。

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 セラピストの机に置いてある青い錠剤の入ったガラス瓶は、『マトリックス』を象徴する青色と赤色の錠剤の選択を想起させ、その机の上を通る黒猫は、やはり1作目でネオが黒猫の”デジャヴュ”を見る場面を連想させる。そこに流れるのは、ジェファーソン・エアプレインによる1967年のヒット曲「ホワイト・ラビット」。 1作目でネオに送られる「白ウサギを追え」というメッセージを思い起こさせ、白ウサギのタトゥーを入れた女性に、白いウサギに誘われる「不思議の国のアリス」の続編で鏡を通って別の世界に行く「鏡の国のアリス」の表紙まで登場する。

 また、道場における格闘シーン、覗き込んだ鏡が溶ける場面、エージェントに変形する人間、狭い廊下におけるバトル、2人乗りオートバイのチェイスシーン、ビル屋上におけるヘリとの戦闘に屋上からのダイブなど、数々のシーンから『マトリックス』の興奮が蘇る。まさにタイトル通り、『マトリックス』の"レザレクション=復活"の複数形だ。しかし、それが"そのまま"ではなく"変形"しているところがポイント。その変化はなぜ起こったのか、想像力を刺激してくる。

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再びネオとトリニティーが見られるだけでもうれしいところ - 1作目の『マトリックス』より Warner Bros. / Photofest / ゲッティ イメージス

 謎はほかにもある。『アクアマン』の ヤーヤ・アブドゥル=マティーン二世が演じるキャラクターはモーフィアスと発表されており、確かにファッションもサングラスも3部作におけるモーフィアスにそっくり。しかし予告編では、ネオから「僕を誰だと?(You don't know me)」と言われたり、1作目のネオのように波打つ鏡に触れて驚いているカットも。今回は、彼が覚醒した時の出来事も描かれるのかもしれない。

 そして、予告編のラストで重要なセリフ「長い年月の果てに始まりに戻ったのさ "マトリックス"にね」とネオに語りかける、ジョナサン・グロフが演じるキャラも謎。彼はネオの宿敵エージェント・スミス役だと発表されているが、ラストのセリフは、世界の構造を知る『マトリックス レボリューションズ』のアーキテクト的な存在のようにも見える。予告編に先立って公開されてたティザー映像には、第1作でエージェントに尋問されたネオのように、口がふさがっているように見えるカットがあった。

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 ウサギのタトゥーでネオを誘う女性を演じているのは、人気ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」のナイメリア役で知られるジェシカ・ヘンウィックだろう。ネオの味方のように見えるが、髪の色が本作では要注意なカラーである、ブルーなところが気に掛かる。

 先述の「アリス」の本のシーンのインド系女性を演じるプリヤンカー・チョープラのキャラは、『レボリューションズ』で予言者オラクルに育てられることになった、インド系少女姿のプログラム、サティーの成長した姿を連想させたりもする。本作は第1作の続編だと言われているが、『マトリックス リローデッド』から登場したメロビンジアンやナイオビの登場も発表されており、サティーが予言者的な役目を果たしていてもおかしくないような。

1作目のように弾丸を止めるシーンも登場するが? 『マトリックス』ブルーレイ2,619 円(税込)DVD特別版 1,572円(税込) 発売元:ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント 販売元:NBC ユニバーサル・エンターテイメント (C) 1999 Village Roadshow Films (BVI) Limited. (C) 1999 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved.

 予告編で提示された謎もたっぷり。列車内におけるアクションシーンでチラッと映る風景には富士山のような山が見えるが、これが日本だとしたら、なぜ彼らはそこにいるのか。ネオが見た鏡に映る老人は誰なのか。雨の中で、ネオに拳銃を突きつけるのは誰なのか。何度も登場するネオとトリニティーが手をつなぐシーンの意味とは。そして、叫ぶトリニティーの像がいくつも重なるカットもあるが、これは何を意味しているのか。これについては、今回はネオではなく、トリニティーが覚醒するのではないか、とのうわさも浮上している。

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 3部作と新作の関係も謎だ。1作目の続編と発表されている本作だが、予告編でネオがモーフィアスの差し出す赤い錠剤を手にするのは、本作のネオがそれまで赤いピルを選んでいなかった、つまり、本作の彼は青い錠剤を選んだネオだからなのか。スミスの「始まりに戻った」というセリフがより引っかかる。

 謎は深まるばかりだが、それらについて考察をめぐらすのもこのシリーズの醍醐味。12月の公開までに、さらにいくつもの謎が提示されるに違いない。予告編には、エレベーター内で、ネオ以外の乗客が全員スマホを見ている光景が登場する。今や現実社会は、3部作の公開時以上に人がマシンに依存する状況になっている。『マトリックス』の続編は、今だからこそ描かれるべき物語になっているのに違いない。

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