松井玲奈「よだかの片想い」映画化で主演!

『よだかの片想い』より
『よだかの片想い』より - (c)島本理生/集英社 (c)2021映画「よだかの片想い」製作委員会

 女優の松井玲奈が、直木賞作家・島本理生の同名恋愛小説を映画化する『よだかの片想い』(2022年公開)で主演を務めることが明らかになった。

【写真】浴衣姿の松井玲奈

 かねてから島本作品の大ファンを公言し、実写化する時は是が非でもヒロインをやりたいと熱望していた松井が演じるのは、顔の左側にアザがある主人公の前田アイコ。幼い頃からからかいや畏怖の対象にされ、恋や遊びは諦めて大学院でも研究一筋の生活を送っていたアイコだが、ルポルタージュ本の取材を受けたことで状況が一変。友人の編集者の手引きで会った監督の飛坂逢太に惹かれ、自分のコンプレックスとも正面から向き合うことになる。

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 飛坂逢太役は、『グッド・ストライプス』の中島歩が担当。監督は『Dressing Up ドレッシングアップ』の新鋭・安川有果が担い、脚本は『アルプススタンドのはしの方』などの監督として知られる城定秀夫が手掛ける。

 本作は映画プロジェクト「(NOT)HEROINE MOVIES」の第2弾作品。同プロジェクトは、『勝手にふるえてろ』『愛がなんだ』を手掛けたメ~テレと、制作会社ダブが制作を務め、次世代を担う映画監督と新進女優のタッグで、「不器用に、でも一生懸命“今”を生きるヒロインたち」をそれぞれの視点で映画化するもので、第1弾作品となる『わたし達はおとな』は2022年6月10日公開予定となっている。(須田璃々)

コメント全文

■松井玲奈
「よだかの片想い」は私にとって特別な一冊です。
描かれる恋愛模様に心奪われた日から、いつかアイコを演じたいと強く思い、そして今回その夢が叶いました。
敬愛する島本理生さんの、中でも特に思い入れの強い作品。その世界を生きることができるなんて、こんなにも嬉しいことはありません。
皆さんにご覧いただける日が来ることが、今から楽しみです。

■中島歩
安川監督と松井さんとは会ったその日から率直に話し合える風通しの良い関係でした。
それぞれが恋愛観を持ち寄り作品に織り込んでいった、気恥ずかしくも創造的な撮影でした。
皆様にご覧いただける日が楽しみです。

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■安川有果監督
「まだ映画にできるか分からないが、感想を聞かせてください」とプロデューサーから薦めていただき、顔のアザによって生まれる不思議な関係性を描いた小説「よだかの片想い」を初めて読みました。
私がこれまで読んできた島本さんの小説とは雰囲気の違うライトな読み口が新鮮で、偏った美の価値観が蔓延する社会でアザごと自分を肯定したいと願う主人公アイコの魅力に心を捕まれ、読み終える頃には「他の監督の手に渡ってほしくない」と強く感じていました。
松井さんは、この役を熱望されていただけあって頼もしく、映画全体を引っ張ってくれました。シーンの相談の為に待機場所を訪ねると、びっしりと付箋のついた小説を読み込んでいた姿が今も目に焼き付いています。その覚悟と熱量で「島本作品の主人公を演じる」夢を叶えた松井さんの姿には幾度となく刺激を受けましたし、アイコに魂を吹き込んでくれた松井さんの魅力がそのままこの映画の魅力であると自信を持って言いたいです。
中島さんはユニークな方で、特に印象に残っているのは、撮影が終わってしばらくしてからアフレコにお越しいただいたときに、あるシーンの自分の演技を見て「この人モテてきた人ですね」と仰ったことです。その時は「(撮影時じゃなく)今?」と思いましたが、後になって、意識すると演技に影響が出るからわざと忘れていたんだな、と気がつきました。撮影の時にも準備してきたものを忘れることを意識的にされていた印象があり、安心できないところに身を投げ出す勇敢さに、俳優の凄さを垣間見た気がしました。
このお二人の間にしか生まれない素敵な瞬間を見つめることのできた撮影は、とても幸福な時間でした。
粘り強く何度も脚本を書き直してくださった城定さん、まだ発表されていない素敵なキャストの皆さん、支えてくださった優秀なスタッフの皆さんにも、この場を借りてお礼を言いたいです。
皆で作った映画が少しでも誰かの心に残るものになっているなら、こんなに幸せなことはありません。
お届けできる日が今から待ち遠しいです。

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