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中谷美紀が思う、理想の夫婦のかたちとは?

『総理の夫』で日本初の女性総理・相馬凛子を好演した中谷美紀
『総理の夫』で日本初の女性総理・相馬凛子を好演した中谷美紀 - スタイリスト:岡部美穂/ヘアメイク:下田英里

 原田マハのベストセラー小説を映画化した『総理の夫』で、カリスマ性が滲み出る日本初の女性総理・相馬凛子を好演した女優の中谷美紀。劇中、ファースト・ジェントルマンとなった日和(田中圭)の献身的なサポートも受けながら、凛子は働く女性の代表として政治活動にまい進する。中谷自身、女優業を継続しながら独自のスタイルでパートナーと新たな人生を謳歌しているようだが、その夫婦円満の秘訣とは?

日本初の女性総理が誕生!『総理の夫』予告【動画】

凛子は「未来」を託したい理想の女性

 女性の社会進出や夫婦、家族のあり方、さらには政治家の腐敗、癒着など、本作の背景には、現代日本が直面するさまざまな問題が散りばめられている『総理の夫』。田中圭とのW主演を務めた中谷は「難しく考えず、気軽な気持ちで楽しいんでほしい」と笑顔を見せる。「確かに社会的なテーマを含んではいますが、河合(勇人)監督がエンタテインメントに徹して作られたので、とても楽しい作品に仕上がっています。ある一組の夫婦の愛の物語として、その二人を支える周囲の人々の物語として、映画を心から満喫していただき、観終わったあとに、すこしだけ何かを感じていただけたらうれしいですね」

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 凛子という名が示すように、凛とした佇まいで国民を魅了する女性総理は、まさに中谷のハマり役。彼女が持つパブリック・イメージと重なる部分も多々あるが、本人は共感よりも憧れの気持ちの方が強く、「わたしが決してできないことをすべて成し遂げてくれる理想の女性」と称賛。「女性がもっともっと生きやすい社会になって然るべきだという思いはありますが、実際、目の前の生活で手いっぱいなので、自分の暮らしを犠牲にしてまで政治家、しかも総理を目指そうなんて思う人はごく僅か。そうした女性たちの思いをすべて引き受け、戦ってくれる凛子はもう憧れしかありません。彼女に本気で未来を託したいと思いました」と語る。

仕事をする理由は「人生」を楽しむため

中谷美紀
(C) 2021「総理の夫」製作委員会

 2018年11月、ウィーンフィルハーモニー管弦楽団のドイツ人ビオラ奏者、ティロ・フェヒナー氏との結婚を発表した中谷。現在、オーストリアと日本を行き来しながら暮らしている。そして、この国際結婚を通して、家族の大切さに改めて気付かされたという。「そもそも結婚に憧れの気持ちがなく、紙切れそのものに重きを置いていなかったので、夫婦別姓ですし、ウエディングドレスも着てませんし、お互いに婚約指輪も結婚指輪も交換していません。ただ、その一方で、彼との結婚生活を通して、家族がとても大切な存在であることを実感させられ、仕事のために人生を犠牲にするのではなく、人生を楽しむために仕事をする、ということを教えられました」

中谷美紀
田中圭(スタイリスト:伊里瑞稀/ヘアメイク:花村枝美)、中谷美紀(スタイリスト:岡部美穂/ヘアメイク:下田英里)

 さらに夫・フェヒナー氏は日本の男性とはまったく違うアプローチで、妻・中谷をパートナーとして労り、そして尊重する。「お母さん代わりを求められることも、主婦的な仕事を求められることもないので、例えば、食事を作ると、毎回お礼を言われるんです。洗濯物も率先して干してくれるのですが、それに対してわたしが『ありがとう』って言うと、『なんでお礼を言うの? これは僕の仕事だよ』と返してくる。3歩下がって歩こうものなら怒られます。『女性を虐げているように思われるから早く歩いて』って。でも、背の高い彼と歩幅が違うので、ついていくのが大変(笑)」。一見、お国柄が出ているエピソードに思えるが、中谷の見解は違う。「ヨーロッパも『変わらなければ』と思って努力を積み重ねたんじゃないでしょうか。文化の違いだけでは決してない……私はそう思いますね」

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 「理想の夫婦とは?」と問いかけると、「お互いを尊重し合える関係」と即答した中谷。「どの道、どちらかが先に死にますし、もしかすると途中で嫌いになって別々の道を歩むことがあるかもしれませんし。お互いを縛らず尊重し、自由な余地があればそれでいいんじゃないかなって思います」。役づくりを含め、これまでとてもストイックなイメージがあった中谷だが、フェヒナー氏と出会って人生観が変わり、とても風通しのいい暮らしを営んでいることがひしひしと伝わってきた。(取材・文:坂田正樹)

 映画『総理の夫』は9月23日より全国公開中

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