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2作連続で『007』ボンドガールに!フランス人女優レア・セドゥとは?

アンニュイな美しさ - 映画『007 スペクター』でのレア・セドゥ
アンニュイな美しさ - 映画『007 スペクター』でのレア・セドゥ - MGM / Columbia Pictures / Photofest / ゲッティ イメージズ

 映画『007 スペクター』(2015)に続き、新作『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』(10月1日公開)でもボンドガールに抜てきされたフランス人女優レア・セドゥ。仏映画界のみならず、ハリウッドでも抜群の存在感を見せる彼女のこれまでと現在に迫った。

美しい…レア・セドゥ写真ギャラリー

 1985年7月1日にフランス・パリで生まれたレアは現在36歳。祖父はフランスの大手映画制作会社パテの会長、大叔父は同じく映画制作会社ゴーモンの会長、母親は石油開発会社シュルンベルジェ創設者の孫など有力者だらけのセドゥ家の生まれだ。『美しいひと』(2008)でフランスのアカデミー賞と称されるセザール賞の有望若手女優賞にノミネートされるなど頭角を現し、『イングロリアス・バスターズ』(2009)、『ロビン・フッド』(2010)、『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』(2011)、『ミッドナイト・イン・パリ』(2011)などハリウッドにも活躍の場を広げていった。

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 フランス映画『アデル、ブルーは熱い色』(2013)では女性同士のラブストーリーを体当たりで演じ、カンヌ国際映画祭史上初めて最高賞パルムドールが監督だけでなく主演女優(レアとアデル・エグザルコプロス)にも贈られたことが話題に。フランス版『美女と野獣』(2014)ではヒロイン・ベルを演じたほか、カンヌ映画祭コンペティション部門に出品された『ロブスター』(2015)、『たかが世界の終わり』(2016)、『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』(2021)など話題作に次々出演している。プライベートでは恋人のアンドレ・メイヤーとの間に2017年1月、第1子が誕生している。

 そんなレアが『007 スペクター』(2015)で演じたのは、犯罪組織「スペクター」で幹部を務めていたミスター・ホワイトの娘であり、ドクターの肩書きも持つ知的な女性マドレーヌ・スワンだ。1度目のオーディションでは、あまりの緊張に気分を落ちつけようとビールを飲んだところ、逆にビールに飲まれてしまってセリフを忘れるという痛恨のミスを犯している。レアは「悲しかった。本当にひどかったから、自分を恥じたわ。キャスティングディレクターに説明したら『問題ない。戻ってきてもいいよ』と言ってくれて、もう1回やらせてもらえたの」とマドレーヌ役をつかむまでの経緯をシネマトゥデイのインタビューで明かしている。

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 『007』シリーズにおいてボンドガール続投は極めて稀だが、本人も『007 スペクター』の1回切りで終わりだと考えていたのだそう。「それは『スペクター』がダニエル・クレイグにとっての最後の作品だと思っていたから(※ダニエルがそう言っていたとのこと)。だけど『スペクター』のラストはいろいろな可能性があるものだったから、戻ってほしいと言われた時はすごくうれしかった。ストーリーを聞いたら、もっとうれしくなった。今回はボンドとの関係がもっと豊かで複雑で深いものになっていたから」と Digital Spy に語っている。ダニエルのボンド引退作となる『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』で二人の関係はどのような結末を迎えるのか、期待が高まる。(編集部・市川遥)

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