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ジェイソン・ステイサムに惚れる5つの理由

『キャッシュトラック』より
『キャッシュトラック』より - (C) 2021 MIRAMAX DISTRIBUTION SERVICES, LLC ALL RIGHTS RESERVED.

 『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』(1998)で俳優としてデビューして以来、唯一無二の個性を発揮してアクション街道を驀進するジェイソン・ステイサム。そんな彼の新作『キャッシュトラック』は現在、日本でも公開されスマッシュヒットを記録中だ。同じく『ロック、ストック~』でデビューした盟友ガイ・リッチー監督と16年ぶり・4度目のタッグを組んだクライム・アクション。主人公の通称“H”は、現金輸送専門の警備会社に職を求めてきたミステリアスなタフガイで、ステイサムは魅力たっぷりに、この役を演じる。ではその魅力とは? エキサイティングな本作から、改めてステイサムが観客を引きつける理由に迫ってみよう。(文:相馬学)

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スキンヘッドがデフォルト

『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』より左がステイサム(C)Gramercy / Photofest / ゲッティイメージズ

 まずは、彼のトレードマークでもあるスキンヘッド。厳密にはちょびっと毛があるのでツルツルではなく、坊主頭というべきだが、あえてスキンヘッドという言葉を使わせていただく。スキンヘッドの特徴は「怖そう」に見えることで、近寄りがたい雰囲気が宿るもの。『ロック、ストック~』でヤクザな雰囲気を漂わせて以来、このヘアスタイルはステイサムのデフォルトとなった。『セルラー』(2004)の悪役がハマっていたのは、このスタイルの効果も大。同じく悪役を演じた『ワイルド・スピード SKY MISSION』(2015)ではヴィン・ディーゼルドウェイン・ジョンソンと激しくバトルを演じ、映画そのものが「スキンヘッド祭」になった感もある。もとい、『キャッシュトラック』では、このスキンヘッド姿も年輪を重ねたことで貫録に発展し、ヤクザな雰囲気にも大物感が加わった。ちなみに、彼が脇役出演した『エクスタシー』(2005)やガイ・リッチー監督の『リボルバー』(2005)などでは激レアな長髪姿を見ることができるので、違和感たっぷりの(?)その姿をチェックしてみて欲しい。

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笑顔は控えめ

 次に触れたいのは、笑顔控えめのクールな魅力。例えば、『トランスポーター』シリーズ(2002~2008)で演じたプロの運び屋役は寡黙でストイックなキャラがステイサムの個性にマッチし、ハマリ役となった。黙々と仕事をこなす暗殺者にふんした『メカニック』シリーズ(2011~2016)もしかり。『キャッシュトラック』でも笑顔を見せることはほとんどないが、ドラマの設定面で、笑えない、ある事情がある。それが何なのかは映画を観て確認していただくとして、ハードボイルドな持ち味が光るアクターであることは強調しておきたい。

元世界ランク12位の飛び込み選手!並外れた身体能力

『トランスポーター3』より。ムッキムキ!(C)Lionsgate / Photofest / ゲッティイメージズ

 そしてステイサムといえば、何といってもアクションだ。飛び込みのイギリス代表選手として世界ランク12位までのぼりつめた過去は伊達ではなく、その身体能力を生かしたスタントは、『トランスポーター』以後の多くのアクション映画に活きている。カンフーの達人ジェット・リーと『ザ・ワン』(2001)、『ローグ・アサシン』(2007)と2度にわたって共演し、その速い動きについていけたのは、優れた身体能力ゆえ。アクション映画のレジェンドが結集した『エクスペンダブルズ』シリーズ(2010~2014)では、シルヴェスター・スタローンアーノルド・シュワルツェネッガーら老雄の向こうを張り、誰よりも目立つ格闘アクションを披露。『キャッシュトラック』は比較的ガン・バトルが多いが、間合いを心得た演技にはアクション俳優の貫禄も。クライマックスでは、しっかり格闘も演じており、素早い動きで次々と敵を倒す姿に見惚れてしまう。

スーツが似合う!

『キャッシュトラック』より

 ワイルドなステイサムではあるが、実は何気にオシャレ。スーツがよく似合うのは『トランスポーター』シリーズを見れば一目瞭然だ。アルマーニのスーツとシャツをビシッと着こなした姿は、いかにもデキる男といった雰囲気。複数の敵を相手にする格闘時には、脱いだスーツやシャツを武器に変えてしまったりする。1970年代を背景にした『バンク・ジョブ』(2008)では当時の型のスーツやコートを、これまたキリっと着こなしていた。『キャッシュトラック』では現金輸送場面が多いので、多くはそのユニフォームをまとっているが、顔色ひとつ変えず、歩きながら銃撃を食らわす場面ではスーツにポロシャツ姿であり、これまたクールに映える。ちなみにステイサムは俳優デビュー以前にはモデルの仕事をしていたこともあった。スーツだけでなく、何を着ても似合うのは必然、か。

ストリートの叩き上げ

 そして、ステイサムを語るうえで絶対に欠かせないのは、ストリートの叩き上げであること。労働者階級の出である彼は、ロンドンの路上で父が経営する露店の仕事を手伝い、ニセのブランド時計を売っていたこともあった。『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』で演じたテキヤ役は、まさにステイサム自身の姿でもあったのだ。ダウンタウンの気のいいお兄ちゃん的なキャラは、続く『スナッチ』(2000)にも受け継がれるが、この初期2作はもちろん、『バンク・ジョブ』『ブリッツ』(2011)などのロンドンを舞台にした主演作は、とりわけ地元感が強く出る。『キャッシュトラック』は南カリフォルニアを舞台に設定しているが、ほとんどの場面はリッチー監督の、そしてステイサムの本拠地ロンドンで撮影が行なわれている。彼の雄姿が街並に馴染んでいるのは、そんなロケ効果からも、きているのだろう。

 『キャッシュトラック』はミステリー映画でもあり、主人公の秘密を明らかにしていく部分の面白さもある。そんなストーリーなのでネタバレは避けるが、他にもステイサムは本作でさまざまな魅力を発揮している。

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