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Fukase、俳優デビュー作で新人俳優賞!「10年前の僕が知ったらどう思うだろう」

第45回日本アカデミー賞

Fukase
Fukase - (C) 東京写真記者協会

 『キャラクター』の演技で第45回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した「SEKAI NO OWARI」のボーカル・Fukaseが11日、東京・港区のグランドプリンスホテル新高輪で行われた授賞式に出席。Fukaseは俳優デビュー作で受賞の快挙。「10年間音楽をやらせていただいた先にこういう素晴らしい賞をいただける未来が待っていると、10年前の僕が知ったらどう思うだろうなと思いながらここに立っています」と受賞の喜びを語った。

【写真】新人俳優賞受賞のキャストたち

 『キャラクター』は、「20世紀少年」などの浦沢直樹作品でストーリー共作を手掛けてきた長崎尚志が10年の月日をかけ練り上げた企画を映画化。主演の菅田将暉と『帝一の國』(2017)に続くタッグとなる永井聡がメガホンをとった。Fukaseが演じたのは、漫画家の主人公(菅田)を翻弄する殺人鬼・両角(もろずみ)。出演にあたり1年半以上にわたる演技レッスンを行い、役づくりの一環で描いた油絵が小道具として採用。両角の衣装にFukaseの私服のレプリカを使用している。Fukaseは同作が映画デビュー作ながら、報知映画賞でも新人賞に輝いた。

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 2020年2月10日に、自身がボーカルを務める「SEKAI NO OWARI」が10周年を迎えたFukase。ステージに上がったFukaseは、「すばらしい賞をいただきありがとうございます。私事なんですけど今、自身のバンドが10周年を記念したツアーをしていまして、10年間音楽をやらせていただいた先にこういう素晴らしい賞をいただける未来が待っていると、10年前の僕が知ったらどう思うだろうなと思いながらここに立っています。とってもうれしいです。ありがとうございます」と受賞の喜びを語った。

 「SEKAI NO OWARI」は、デビュー10周年を記念したライブイベントが4月24日に千葉・幕張メッセ国際展示場で開催。そのほか名古屋、大阪、東京、福岡などでドームツアーも予定している。

 ほか新人俳優賞を今田美桜(『東京リベンジャーズ』)、西野七瀬(『孤狼の血 LEVEL2』)、三浦透子(『ドライブ・マイ・カー』)吉川愛(『ハニーレモンソーダ』)、磯村勇斗(『ヤクザと家族 The Family』『劇場版 きのう何食べた?』)、尾上右近(『燃えよ剣』)、宮沢氷魚(『騙し絵の牙』)が受賞した。(編集部・石井百合子)

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