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『ドライブ・マイ・カー』10位に再浮上!『映画 おそ松さん』が2位のヒットスタート

映画週末興行成績

『ドライブ・マイ・カー』より
『ドライブ・マイ・カー』より - (C) 2021『ドライブ・マイ・カー』製作委員会

 3月26・27日、土日2日間の全国映画動員ランキングが興行通信社より発表され、濱口竜介監督の『ドライブ・マイ・カー』が昨年8月20日の初日から約7か月、32週目にして10位に再浮上。28日(現地時間27日)に米ロサンゼルスのドルビー・シアターで行われた第94回アカデミー賞の授賞式では日本映画として13年ぶりに国際長編映画賞(旧・外国語映画賞)を受賞した。新作では、Snow Man 主演の『映画 おそ松さん』が初登場2位、アカデミー賞作品賞にノミネートされた『ナイトメア・アリー』が7位にランクインした。

【写真】アカデミー賞授賞式、喜びの瞬間

 『ドライブ・マイ・カー』は、2014年に刊行された村上春樹の同名短編小説を、『寝ても覚めても』『偶然と想像』などの濱口監督が映画化。妻を亡くした喪失感に苦しむ演出家・俳優の家福(西島秀俊)が2年後に広島の演劇祭に向かう中で、寡黙なドライバーのみさき(三浦透子)と出会い、これまで目を背けていた妻の秘密と向き合っていくさまを追う。アカデミー賞授賞式には日本から濱口監督のほか、共同脚本の大江崇允、プロデューサーの山本晃久、出演者の西島秀俊、岡田将生霧島れいかが出席していた。

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 初登場2位の『映画 おそ松さん』は、赤塚不二夫の漫画「おそ松くん」を原作にしたアニメシリーズを実写映画化。松野家の6兄弟を向井康二岩本照目黒蓮深澤辰哉佐久間大介ラウール、映画オリジナルキャラクターの3人を渡辺翔太阿部亮平宮舘涼太が演じる。2日間で観客動員22万1,000人、興行収入3億1,000万円。初日から3日間の累計では動員45万9,000人、興収6億4,300万円をあげるヒットスタートを切った。

 初登場7位の『ナイトメア・アリー』は、『シェイプ・オブ・ウォーター』(2017)で作品賞、監督賞を受賞したギレルモ・デル・トロ監督が、ウィリアム・リンゼイ・グレシャムの小説を映画化したサスペンス。アカデミー賞では作品賞のほか撮影賞、美術賞、衣装デザイン賞にノミネートされていた。

 先週に続いてV2の『SING/シング:ネクストステージ』は累計で動員108万人、興収13億8,300万円を突破。4位の『余命10年』は動員155万人を突破し、興収は間もなく20億円に届く。6位の『劇場版 呪術廻戦 0』は累計で動員938万人、興収131億6,000万円を突破し、歴代興収ランキング19位となっている。

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 今週は、マーベルのキャラクター、モービウスを主人公にしたジャレッド・レトー主演のアクション『モービウス』、彩瀬まるの小説を岸井ゆきの浜辺美波の共演で映画化した『やがて海へと届く』、古屋兎丸のコミックを田中圭主演で実写映画化した『女子高生に殺されたい』、来日も決定しているレオス・カラックス監督の新作『アネット』、ジャニーズJr.の少年忍者と Lil かんさいのメンバーが出演する歌アリ、ダンスありの青春冒険活劇『東西ジャニーズJr. ぼくらのサバイバルウォーズ』、昨年4月より放送されたテレビアニメの映画版『映画 オッドタクシー イン・ザ・ウッズ』などが公開される。(編集部・石井百合子)

【2022年3月26日~3月27日の全国映画動員ランキングトップ10(興行通信社調べ)】※()内は先週の順位

1(1)『SING/シング:ネクストステージ』:2週目
2(初)『映画 おそ松さん』:1週目
3(2)『映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争(リトルスターウォーズ)2021』:4週目
4(3)『余命10年』:4週目
5(4)『THE BATMAN-ザ・バットマン-』:3週目
6(5)『劇場版 呪術廻戦 0』:14週目
7(初)『ナイトメア・アリー』:1週目
8(6)『KAPPEI カッペイ』:2週目
9(7)『映画おしりたんてい シリアーティ』:2週目
10(圏外)『ドライブ・マイ・カー』:32週目

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