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田中圭、犬と初の本格共演 気弱な青年とワンと鳴けない犬の絆描く『ハウ』特報公開

ティザービジュアル
ティザービジュアル - (C)2022「ハウ」製作委員会

 俳優の田中圭が、気弱な役所職員とワンと鳴けない真っ白な大型犬の絆を描く映画『ハウ』(8月19日公開)に出演することが20日、明らかになった。併せて、田中演じる主人公・民夫と愛犬ハウの笑いと涙の日々を切り取った特報も公開された。田中にとって動物と本格的に共演するのは本作が初となり「僕は生まれた時から実家に犬がいた生活で、犬は一番身近にいた存在なので、(今回の作品は)嬉しかったです。この作品の脚本を読んで、言葉ではうまく伝えられない優しさがいっぱい詰まっている素敵な作品だと思いましたし、自分もちゃんとその一部に入らなければ、と良い意味でのプレッシャーが持てたと思います」とコメントを寄せている。

【動画】気弱な青年とワンと鳴けない犬の絆描く『ハウ』特報

 本作は、婚約者にフラれ人生最悪な時を迎えていた役所職員・赤西民夫(田中圭)が、飼い主に捨てられ保護犬になってしまった大型犬と絆をはぐくんでいく物語。犬は、ワンと鳴けず「ハウッ」というかすれた声しか出せないことからハウと名付けられる。ハウを演じるのは、本作が初演技となる俳優犬ベック。指導したのは、『南極物語』『ハチ公物語』『クイール』『犬と私の10の約束』など数々の犬映画のドッグトレーナーとして活躍する宮忠臣。『ゼロの焦点』『のぼうの城』など犬童一心監督がメガホンをとり、『余命1ヶ月の花嫁』『老後の資金がありません!』などの斉藤ひろしと共に脚本を手掛けた。

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 初めはハウとの暮らしに戸惑うことも多かった民夫だが、何をするにもいつも一緒。いつしか民夫にとってハウがかけがえのない存在となっていく。特報は、遊歩道でハウに飛びつかれ顔をなめられる民夫の場面からスタート。玄関ではお出迎え、バスタブでは豪快に水飛沫をかけられるなど笑顔に満ちた日々から一転、後半では独りぼっちの民夫の場面へと変わる。「ずっと一緒だと思ってた」「もう一度、君に会いたい」のテロップや民夫の泣き顔が、悲劇を予感させる。

 プロデューサーの小池賢太郎は田中の起用理由について「田中圭さんの自然体で親しみやすい温厚な雰囲気が、主人公の民夫の心優しいキャラクター性と重なり、ハウの本質、根幹とも繋がるところがあると思いました」と述べ、「撮影での田中さんとベックの雰囲気は、まるで、昔から一緒にいるような感じで、どこか、コンビとして、微笑ましく思えるところがあり、温かい時間の流れを感じることが出来ました」と現場の様子を振り返っている。

 田中、小池プロデューサーのコメント全文は下記の通り。(編集部・石井百合子)

田中圭 コメント

 僕は生まれた時から実家に犬がいた生活で、犬は一番身近にいた存在なので、(今回の作品は)嬉しかったです。この作品の脚本を読んで、言葉ではうまく伝えられない優しさがいっぱい詰まっている素敵な作品だと思いましたし、自分もちゃんとその一部に入らなければ、と良い意味でのプレッシャーが持てたと思います。今回、ほぼ初めてここまで本格的に動物と共演したのですが、やっぱり犬はいいなぁって改めて思いました。そして、共演したベックは本当に無邪気なんです(笑)。しかも色も真っ白で、ピュアさみたいなものに本当に癒されました。撮影中は、心が通う瞬間があるような気がしていましたし、元気な子犬なので、向こうが、僕のことを慕って、頼りにしてくれる感覚を味わうことができました。この作品は、大切なペットがいる方は特に共感できるところがたくさんあると思います。劇中のハウは本当に健気で純粋で愛がある存在です。きっとこれから作品を観てくださる方は「素敵だなぁ」と思うだろうし、ペットを
飼っている方は自分の大切な存在にリンクすると思います。ペットは、ペットという感覚ではなく、その人にとって大切な相棒でもありパートナーでもあり、本当にかけがえのない存在だと思います。逆にその子にとっても飼い主はかけがえのない存在になれる。性別とか種類とかは関係なく、お互いの〈想い〉で繋がっていられるような、そんなあたたかい部分も描いたお話しだと思うので、そこにも注目して欲しいなと思います!

小池賢太郎(プロデューサー)

 田中圭さんの自然体で親しみやすい温厚な雰囲気が、主人公の民夫の心優しいキャラクター性と重なり、ハウの本質、根幹とも繋がるところがあると思いました。撮影での田中さんとベックの雰囲気は、まるで、昔から一緒にいるような感じで、どこか、コンビとして、微笑ましく思えるところがあり、温かい時間の流れを感じることが出来ました。そしてハウについては、まだ、若いこともあり、見るものすべてが新鮮なのか、やんちゃな部分も多々感じられ、毛の色もそうですが、心も真っ白で、その頃にあるだろうエネルギーの大きさに驚かられたことが印象的でした。でも、一番驚いたのは、監督や田中さんそして、共演した役者の皆様の気持ちが、どこか分っている様子で、演技している動き、時おり見せる表情は、脚本が読めるのか? と思うほど、自然で魅力的に見えたことです。まさにハウという名優なのだなと、あらためて、感銘を受けました。

田中圭の笑顔と涙…ワンと鳴けない犬の物語『ハウ』特報 » 動画の詳細
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