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山崎樹一郎監督『やまぶき』カンヌ映画祭ACID部門に正式出品!

カンヌ映画祭ACID部門に正式出品!
カンヌ映画祭ACID部門に正式出品! - (C) 2022 FILM UNION MANIWA SURVIVANCE

 第75回カンヌ国際映画祭のACID部門に、山崎樹一郎監督による日本・フランス国際共同製作映画『やまぶき』が正式出品される。

【写真】農業に携わりながら映画製作を続ける山崎樹一郎監督

 インディペンデント映画普及協会(ACID)が作品選定・運営を行っているACID部門は、監督週間や批評家週間に並ぶカンヌ国際映画祭の並行部門のうちのひとつ。今回の『やまぶき』の選定理由について、選定委員の一人は「美しく、儚く、言葉に頼らずに、多くを伝えてくれます。類を見ない方法で隣人たちと生きる方法を探求する作品です。政治的主題を、声高にではなく、非常に繊細に捉えています。私にとって『やまぶき』は恩寵です」と説明している。

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 ACID部門での上映にあわせて、スタッフ・キャストは現地への渡航を予定しているといい、山崎監督は「山吹が咲き誇る季節に朗報が届きました。キャスト、スタッフの皆さま、お金と物と時間と場所と思いと、、、支援していただいた皆さま、、、関わったすべての人の大きな力の成果です。そして『やまぶき』のような小さな小さな映画を数ある映画の中から見つけていただいたACID部門の選者の皆さまにも感謝しかありません。カンヌ映画祭は映画を知り始めた頃からの憧れです。そのころの自分に言ってあげたい」と喜びを語っている。

 岡山県真庭市の山間で農業に携わりながら、地方に生きる人々に光をあてて映画製作を続ける山崎監督がメガホンを取った『やまぶき』は、かつて韓国の乗馬競技のホープとして活動するも、父親の会社の倒産で多額の負債を背負い、流れ着いた真庭市で働いているチャンスや、刑事の父と二人暮らしの女子高生・山吹たちの運命が静かに交錯し始めるさまを描く群像劇。日本では、2022年秋より全国順次公開の予定となっている。

 チャンス役をイギリスで演劇を学んだ韓国出身のカン・ユンスが務め、山吹役を『サマーフィルムにのって』の祷キララが担当するほか、キャストには川瀬陽太和田光沙三浦誠己松浦祐也青木崇高らが集結。『大人のためのグリム童話 手をなくした少女』のセバスチャン・ローデンバックがアニメーションパートを担い、フランソワ・トリュフォー監督の作品などを手掛けたフランス映画の伝説的な編集マンであるヤン・ドゥデが編集協力として参加した。(編集部・吉田唯)

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キャスト・監督のコメント全文

■カン・ユンス(チャンス役)
山崎樹一郎船長のやまぶき号がカンヌに着きました!おめでとうございます、船長!この素晴らしい旅の始まりを一緒にした全てのスタッフ、俳優の皆様にも心から感謝とお祝いの気持ちをお伝えしたいと思います。そして、これからも続いていくこの航海が、世界各国で出会う人々とどんな物語を続けていくのかをまだまだ楽しみにしています。

■祷キララ(山吹役)
やったー!!映画『やまぶき』のカンヌ映画祭への選出、心から嬉しく思います。監督、スタッフの皆さま、キャストの皆さま、おめでとうございます。また新たにこの映画が広がってゆくことに胸を躍らせながら、わたしも精進します。

■山崎樹一郎(監督)
山吹が咲き誇る季節に朗報が届きました。キャスト、スタッフの皆さま、お金と物と時間と場所と思いと、、、支援していただいた皆さま、、、関わったすべての人の大きな力の成果です。そして『やまぶき』のような小さな小さな映画を数ある映画の中から見つけていただいたACID部門の選者の皆さまにも感謝しかありません。カンヌ映画祭は映画を知り始めた頃からの憧れです。そのころの自分に言ってあげたい。

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