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ジュノンボーイからウルトラマンデッカーへ 松本大輝、先輩から受け継いだ「楽しむ」マインド

松本大輝、憧れの「ウルトラマン」に出演する喜び 「ウルトラマンデッカー」インタビュー » 動画の詳細

 ウルトラマンシリーズ最新作「ウルトマンデッカー」(7月9日あさ9時スタート・テレビ東京系)で主人公アスミ カナタを演じる松本大輝(23)。2013年の「ウルトラマンギンガ」から始まった「ニュージェネレーションヒーローズ」の記念すべき10作目で主演に抜擢された松本が、作品の魅力や撮影から見える「ウルトラマンデッカー」の世界観について熱く語った。

【動画】ウルトラマンデッカーへの変身も披露!松本大輝を直撃

ジュノンボーイからウルトラマンへの切符

ウルトラDフラッシャーを手にした主人公カナタ -(c)円谷プロ (c)ウルトラマンデッカー製作委員会・テレビ東京

 2018年「第31回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」でグランプリを受賞した松本は、本作がテレビドラマ初主演作となる。東映のスーパー戦隊&仮面ライダーの両シリーズ、そして近年ではウルトラマンもまた若手俳優の登竜門として注目を集めつつあるが、松本もこれまでのキャストと同様、オーディションを経て出演の切符を掴み取った。

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 「出演が決定したお知らせは、特にドッキリとかはなく事務所で『ウルトラマンの出演が決まりました』と言われました(笑)。その際は、シンプルに『ありがとうございます! 頑張ります!!』と答えたことを覚えています。サプライズだと、ヘンにテンションが上がってしまいそうですが、『これからこの作品の撮影に入るんだ』と冷静に受け止めることができました」

 幼少期はヒーローに憧れ、親と一緒にヒーローショーに何度も足を運んだ松本。「当時は応援する側だった自分が、今、伝える側になったことに対しては、すごくワクワクしています」と語る。ウルトラマンシリーズでは、子供の頃に観た「ウルトラマンコスモス」に不思議な縁を感じたという。「撮影に入ってから、メイン監督の武居正能さんが当時『ウルトラマンコスモス』の助監督を務められていたことを知りました。僕がはじめて観たウルトラマンが『コスモス』だったので、すごく運命を感じました」

誰もがストレートに入れる「デッカー」の世界観

「トリガー」から数年後の世界でデッカーが活躍! -(c)円谷プロ (c)ウルトラマンデッカー製作委員会・テレビ東京

 前作「ウルトラマントリガー NEW GENERATION TIGA」は、平成ウルトラマンシリーズ第一作「ウルトラマンティガ」のエッセンスを抽出した作品として話題を呼んだ。本作も放送25周年を迎えた「ウルトラマンダイナ」の要素を反映。「トリガー」の世界観も受け継いでおり、「ウルトラマンティガ」と「ウルトラマンダイナ」の関係性を想起させる。そこに「デッカー」ならではの独自性を加味した全く新しい物語となるようだ。

 「物語は『トリガー』から数年後が舞台で、怪獣災害がなくなり、平和を取り戻した中、いきなりスフィアという未知の宇宙浮遊物体の襲来を受け、世界との連絡が遮断されてしまうんです。そんな逆境の中でも夢を諦めず、前向きに進んで行くさまが作品を通して描かれていて、自分も素直に感情移入できましたし、ファンの方にもきっと僕と同じように『デッカー』の世界観に入って行けると思います」

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 「ウルトラマントリガー」と同一の世界観ということもあり、松本は事前に前作「トリガー」を観て撮影に臨んだ。「GUTS-SELECTにメトロン星人(マルゥル)がいることに驚きました。僕が知っている知識では、メトロン星人は悪い宇宙人だったので(笑)。でも、マルゥルはとても可愛くて、そうした切り口を変えたキャラクターの描き方がまた新鮮に感じました。それから、『トリガー』といえば(主人公)マナカ ケンゴさんの『スマイル! スマイル!』ですよね。ケンゴさんを通して伝わる『笑顔を通じてみんなを守りたい』というテーマが、とても素晴らしいと思います」

 松本が演じるのは、光の巨人ウルトラマンデッカーに変身する主人公アスミ カナタ。明るくお調子者、面倒見が良く優しい好青年という設定だが、演じる側が捉えるカナタの人物像はどのようなものなのか。

 「とても前向きな青年ですね。たとえ何かに失敗したとしても、すぐに頭を切り替えられるし、とにかく立ち止まることを知らないんです。そういう部分は演じていても気持ちがいいし、カナタのポジティブ思考は自分にも通じるところがあると思っています。劇中『今やるしかねぇんだ!』というセリフがあるのですが、まさに自分が昔から漠然と思っていたことが、このセリフに込められている気がして、カナタは自分の分身とも言えます」

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 逆に、松本にはないカナタならではの個性について聞いてみると、「空気を読まないところ」と回答した。「みんなが『それは絶対やっちゃダメだろ!』と思うこともついやってしまうのがカナタです(笑)。でも、そんな一面もまたカナタの魅力のひとつとして受け取ってもらえれば嬉しいです」

大事なのは楽しむというマインド

ウルトラシリーズ経験者が頼もしい仲間に!

 ウルトラマンシリーズ出演を冷静に受け止めた松本だが、クランクイン当日は緊張のまま迎えたという。「前日は興奮して寝られなくて、ロケバスで酔いました」と笑うが、現在は大勢のキャストやスタッフに囲まれ、撮影の日々を楽しんでいるそうだ。

 メインキャストとして、事務所の先輩である小柳友が、GUTS-SELECTのメカなど新技術を開発する科学者アサカゲ ユウイチロウ役で出演している。小柳はかつて『ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国』でウルトラマンゼロを演じた“ウルトラマンの先輩”でもあり、撮影現場ではとても心強い存在だという。

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 「撮影の合間に一度、小柳さんから『役を楽しんでいるか?』と聞かれたことがありました。その頃はまだ撮影が始まって間もなく、自分では必死に付いて行くだけで精一杯だったんです。ですが、演じる自分が楽しんでいないと観ている側にも伝わらないんですよね。小柳さんから、そういったアドバイスをいただき、自分自身の意識を変えていくようにしました。もちろん役に向き合う上では、様々な感情を受け止めなくてはいけないのですが、早い段階で自分も『楽しむ』というマインドに持って行くことができたのはとても大きかったです」

 自身が変身するウルトラマンデッカーについて、「カラータイマーが左胸にあるのが斬新ですし、胸や頭部に描かれた宇宙模様も気に入っていて、これまでにない全く新しいウルトラマンだと思っています」と気に入った様子の松本。「フラッシュ、ミラクル、ストロングで頭部の形が微妙に違うのも特徴です。特撮の映像も少しだけ観させてもらったのですが、戦い方もカッコいいし、進化した最新のウルトラマンデッカーの活躍を存分に楽しんでもらえればと思います」とアピールしていた。(取材・文:トヨタトモヒサ)

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