ドンブラザーズ・樋口幸平、リバイスとの温度差に「風邪ひきそう」夏映画らしさをアピール

　俳優の樋口幸平が23日、新宿バルト9にて行われた『暴太郎戦隊ドンブラザーズ THE MOVIE 新・初恋ヒーロー』の公開記念舞台あいさつに出席。映画初出演・初主演という大役を担った樋口は、「この作品が初めての映画出演作でよかった」と胸を張っていた。イベントには、別府由来、志田こはく、柊太朗、鈴木浩文、石川雷蔵、姜暢雄、田崎竜太監督も登壇した。

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　本作は、日本の昔話“桃太郎”をモチーフにしたスーパー戦隊シリーズ「暴太郎戦隊ドンブラザーズ」の劇場版。ドンモモタロウ／桃井タロウ（樋口）率いるドンブラザーズが、映画の撮影現場でドタバタ劇を繰り広げる。

　樋口は本作が映画初出演。「スクリーンに初めて映るということでかなり気合が張っていました。ヒーローだし敵を倒すぞ！　と思って、どんな台本が来るのか楽しみにしていたら、この作品でした」と会場の笑いを誘うと、「これは振り切るしかない。劇場に足を運んでくださった人たちを僕らの芝居で笑わせるんだ！」と意を決したという。

　そんな樋口の思いはスタッフ・キャストの総意でもあったようで、「みんな同じ方向を向いて作品に挑めました。僕らしさが出ていると思う。この作品が初めての映画出演作で良かった」と笑顔を見せる。

　劇中映画『新・初恋ヒーロー』を手がける黒岩監督役を務めた姜は、2002年放送の「忍風戦隊ハリケンジャー」で霞一鍬／クワガライジャーを演じていた。姜は「当時の僕らは、けっこう態度が悪かった。今の子たちはめちゃくちゃ真面目です。今度（「ハリケンジャー」で共演した）塩谷瞬に言っておきます」と発言し、客席を笑わせると「また20年の時を経て、こうして戦隊に携わることができて光栄です」としみじみ語っていた。

　『劇場版　仮面ライダーリバイス　バトルファミリア』に続いて行われた舞台あいさつ。樋口は「『リバイス』からの温度差で風邪引きそうではないですか？」と作風の違いを強調すると、客席に向かって「夏らしいことはできていますか？　もしまだできていないなら、この映画を観てください。きっと“夏”を味わえると思います」と作品をアピールしていた。（磯部正和）