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戸田恵梨香、永野芽郁と母娘役に「ウソでしょ!?」思わず年齢確認

第35回東京国際映画祭

母娘役で共演した戸田恵梨香(右)と永野芽郁(左)
母娘役で共演した戸田恵梨香(右)と永野芽郁(左)

 戸田恵梨香が27日、都内で開催中の第35回東京国際映画祭にて行われた映画『母性』(11月23日公開)の完成報告会に永野芽郁廣木隆一監督と出席。戸田は当初、永野と母娘役を演じることに不安を覚え、思わず年齢を調べたことを明かした。

【トークノーカット】戸田恵梨香、永野芽郁らが登場!『母性』記者会見

 本作は実写化もされた「告白」「ポイズンドーター・ホーリーマザー」などで知られる湊かなえの小説を映画化。一人の女子高生の死を巡り、母と娘それぞれの視点によって衝撃的な事実が浮かび上がる。

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母性

 母・ルミ子役の戸田は現在34歳、娘・清佳役の永野は23歳の11歳差。戸田はオファーを受けたときを「永野芽郁さんの母親にはなれないだろうと思いました。ウソでしょ!? って。親子ほど年が離れているんだろうか……と調べたくらい心配になっちゃって。成立させられるのか不安だったんです」と振り返る。しかし、「現場に入っていろいろ考えていると、ルミ子自身が母親になれない人でもあるし、芽郁ちゃんがわたしのことを母として見てくれていたので、精神的にはなんとか成立させられた感じでした」と安どの表情を見せる。

 また、ルミ子の学生時代から母親になるまでの20年以上を演じることの苦労を問われると、「運よく、朝ドラ(「スカーレット」)で15歳から50代前半、約40年近くの人生を体験させてもらい、自分の中に引き出しはあったので、そこを開けさせてもらいました」と語った。

母性

 永野は「出演を決定するにあたり、『戸田恵梨香さんが主演だから』と聞いていたので、脚本を開く前に『戸田さんだったらやります』と言うくらい、いつかご一緒したかったので、純粋にうれしかったです」と共演を喜ぶ。そして、「スイッチが入ったときの戸田さんは怪物みたいで恐ろしいんです。誰も声をかけられないくらい、ぐわーっと入っていくので、それを間近で見させていただけたのは貴重な経験になりました」と感謝した。

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 一方の戸田も「とにかく涙がぽろぽろ出てくるので、どうやって泣いているんですか? と初めて役者さんに聞きました」と永野の泣きの演技に驚きを隠せない。とはいえ、返事は「『戸田さん、泣かれてますよね?』という確認」と、「悲しいと思ってお芝居しています」だったそうで、永野は「普通のこと……」と自分の言葉に思わず吹き出した。

 最後に永野は「自分の年齢では難しい内容なのかな? と思いながら挑んだ作品ですけど、同世代の方にも響くものがあると思っています」と呼びかけ。戸田は「『母性』という作品ではありますけど、実は父性の方もヤバいというお話になっております。ぜひお父さんの方も観ていただけたら」と笑いを誘いつつアピールした。(錦怜那)

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