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『アバター』キャメロン監督、日本とは「長い恋愛関係」キャスト陣と10年ぶり来日

来日したプロデューサーのジョン・ランドー、サム・ワーシントン、ゾーイ・サルダナ、ジェームズ・キャメロン監督、シガーニー・ウィーヴァー、スティーヴン・ラング
来日したプロデューサーのジョン・ランドー、サム・ワーシントン、ゾーイ・サルダナ、ジェームズ・キャメロン監督、シガーニー・ウィーヴァー、スティーヴン・ラング

 映画『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』の記者会見が10日、都内水族館「マクセル アクアパーク品川」で行われ、約10年ぶりに来日したジェームズ・キャメロン監督をはじめ、キャスト陣が出席。イルカたちから熱烈な歓迎を受け、感激の表情を見せた。この日は、出演者のサム・ワーシントンゾーイ・サルダナシガーニー・ウィーヴァースティーヴン・ラング、そしてプロデューサーのジョン・ランドーも登壇した。

【画像】幻想的なイルカショー『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』来日会見【29枚】

 本作は、美しい3D映像も話題となった大ヒット映画『アバター』(2009)の約13年ぶりとなる続編。神秘の星パンドラに再び侵攻してきた人類と、先住民ナヴィの戦いを圧倒的な映像美で描き出す。続編の主な舞台が海となることから、来日会見は水族館で行われ、キャメロン監督一行がそろって登壇した。

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 約10年8か月ぶりの来日となったキャメロン監督は「私と日本は長い恋愛関係にあります。1980年なかばに来日して以来、ずっと日本の文化が好きなんです」と切り出すと、「10年近い時間は本当に長かったけれど、日本に来ることができてうれしい。皆さんは今までわたしの映画をずっと受け入れてくれました。この映画も好きになってくれたら」と呼びかけた。

 この日は、イルカのショーで登壇者たちを歓迎。幻想的なライティングの中、躍動感あふれるイルカたちのパフォーマンスが繰り広げられ、キャスト陣も感激の表情。ダイビングを好むなど、海洋世界の愛好家としても知られるキャメロン監督は「本当にすばらしかった。僕も一緒にイルカに乗りたいな」と大喜びで、「本当にイルカは大好き。知性的だし社会性もある。人とつながることもできるし、学ぶことだってできる。皆さんも映画の世界に入ってくれていいよ!」とコメント。イルカたちの大きな鳴き声に「オッケーということだね!」と笑顔を見せた。

イルカショーのキャスト一同感激

 会見では、13年を経て再び始動した『アバター』について「続編として5作目まで作る構想があります。そのために新しいツールやソフトを準備しています」と語ったキャメロン監督。「登場するクリーチャーたちや、パンドラとはどういう星なのか、あらゆることを事前に準備していたんです。今回は続編のはじまりの章として、最高の設計を行っていて、もちろん最高のスタッフもそろっている」と続けると、一緒に来日したキャスト陣に「ここに4人のすばらしい役者たちがいますが、彼らはより大きな物語へとつながるために続編にも出演してくれています。もう13年お待たせすることはないと思いますが、2年ごとくらいにお届けできれば」と明かした。

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 『アビス』『タイタニック』やドキュメンタリーなど、海に関連する名作を手掛けてきたキャメロン監督。子供の頃から海が大好きだったといい「17歳のころからダイビングをやっていました。海と出会った時にひとめぼれというか、海が大好きになったんです」と振り返り「水中に差し込む光や海の生き物たち、美しい水面といったものが大好きだった。そして、深海にも行きました。海底火山にも行ったし、最近では7マイル(約11キロメートル)くらいの最も深い場所(マリアナ海溝)にも行きました。まだまだわたしの好奇心は尽きません」と熱い思いを語る。

 さらに「海というのは本当にすばらしいところです。そして時には、離れた場所から見ると、そのありがたさが理解できるようになるんじゃないかと思います。それこそ、ファンタジーやSF作品を通して、水の大切さを思い返してもらえたらと思うし、この作品を観てもらえればそれが伝わると思う。本作が描くのは、どこにあるのかわからない星の話ではない。ひいては地球の環境を守らないといけないと伝えているんです」と語っていた。(取材・文:壬生智裕)

映画『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』は12月16日より全国公開

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