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73歳シガーニー・ウィーヴァー『アバター』続編で14歳役に挑戦「開放感も」

『エイリアン2』でもタッグを組んだジェームズ・キャメロン監督とシガーニー・ウィーヴァー、共演のスティーヴン・ラング
『エイリアン2』でもタッグを組んだジェームズ・キャメロン監督とシガーニー・ウィーヴァー、共演のスティーヴン・ラング

 映画『エイリアン』シリーズなどで知られる女優シガーニー・ウィーヴァーが10日、マクセル アクアパーク品川で行われた『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』ウォーター・フロント来日記者会見に出席、本作で14歳のキャラクターを演じた裏側を語った。この日はジェームズ・キャメロン監督、出演者のサム・ワーシントンゾーイ・サルダナスティーヴン・ラング、そしてプロデューサーのジョン・ランドーも登壇した。

【画像】イルカショーにキャスト興奮!『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』来日会見

 本作は、大ヒット映画『アバター』(2009)の約13年ぶりとなる続編。神秘の星パンドラに再び侵攻してきた人類に、前作で人類に反旗を翻した元海兵隊員ジェイク(サム)と、彼の妻となった先住民族ナヴィの女性ネイティリ(ゾーイ)が、子供たちと脅威に立ち向かう。会見ではイルカショーが行われ、約10年ぶりの来日となったキャメロン監督やキャスト陣を楽しませた。

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 前作でグレース・オーガスティン博士を演じていたシガーニーだが、続編で演じるのは、ナヴィ族で14歳の女の子キリ。現在73歳のシガーニーは「前回はグレース役をやり、今回はキリという役をやった。わたしだけでなく、全ての俳優がパフォーマンスキャプチャーというすばらしい技術によって、どんな役でもできるようになったということだと思う」とシガーニーは語る。また、キリは前作のヒロイン、ネイティリの子供の一人でもあり「わたしも、彼女の頭痛のタネのひとり」と笑ってみせた。

 さらに「芝居をする時は、マーカーをつけた黒い衣装を着て演技をするわけですけど、キャメロン監督が素晴らしいのは、キャラクターのエッセンスを演じれば良いと言ってくれること。チャレンジングな役柄でしたけど、わたしは14歳のころの自分を思い出して演じました」と語ったシガーニーは、「もし、ここにキリがいたらこのイルカショーを楽しんだことでしょうね」と笑顔で付け加えた。

 さらに、役づくりについては「(準備期間として)3~4年、考える期間があったので、14歳の子供を観察することにしたんです。彼らには、子供っぽい声から大人っぽい声まで、いろいろな幅があるなと気づきました。現場に行くのが楽しみで仕方なかった」と振り返ったシガーニー。さらに自身が演じるキリについて「彼女は優しくて情熱的で、自然とのつながりを持っている。そのため、もちろんチャレンジングな役ではあったんですが、開放感もあったんです。キャメロン監督もサポートしてくれましたし、(共演する)子供たちも受け入れてくれて。家族のように感じました」と撮影を振り返っていた。(取材・文:壬生智裕)

映画『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』は12月16日より全国公開

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