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『アバター』シガーニー・ウィーヴァー、11歳の頃から身長180センチ超「怪物のように感じていた」

映画『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』でシガーニー・ウィーヴァーが演じた14歳の少女キリ
映画『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』でシガーニー・ウィーヴァーが演じた14歳の少女キリ - (C) 2022 20th Century Studios. All Rights Reserved.

 映画『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』のシガーニー・ウィーヴァーが来日時にインタビューに応じ、14歳のナヴィの少女キリをパフォーマンスキャプチャーでどのように演じたのかを明かした。

【画像】かわいい…謎多き少女キリ

 『アバター』(2009)では惑星パンドラの生態系を研究する植物学者グレース役を務めたシガーニーだが、その続編となる本作では、父ジェイク(サム・ワーシントン)&母ネイティリ(ゾーイ・サルダナ)のサリー家の謎多き養子キリ役を担当している。

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 現在73歳のシガーニーにとって、10代前半というのが強く記憶に残っている時代であったことが、今回の役づくりに役立ったのだという。「わたしは11歳の頃からこの身長(180センチ超)でした。なので11歳から15歳までというのは、人生において、鮮明な記憶がある時期なんです。なぜなら、自分を怪物やクモのようにも感じていたから。ぶざまで、いろいろな物にぶつかっていて……。生真面目な一方で、ふざけることもあったり。あの年齢の時、わたしは、そしてわたしの体はどのように感じていたかに基づいて、彼女を組み立てていきました」

 3~4年の準備期間の間には、何度か高校を訪問したりもした。「高校の教室を訪れて、彼女たちはどんな声をしているのか、どうやって歩くのか、どんな感情を抱いているのかといったディテールを集めていきました。わたしが準備として行ったそうした一つ一つのことが、キリを演じるにあたって自由を与えてくれました。彼女独自の考え方、感じ方などは脚本に書かれていましたが、わたしは最終的にはただ彼女を自由にさせたんです。わたしは、ただ14歳の少女の“フリ”をするのではなく、実際にティーンエイジャーとして存在し、キリという存在になりたかったのです。なので、とてもユニークなゴールでした」

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シガーニー・ウィーヴァー
高身長で美しい! - 来日したシガーニー・ウィーヴァー

 本作でサリー家は、人類が再びパンドラに現れたことにより、これまでの森を離れ、海の部族の元へ身を寄せることになる。そのため、パフォーマンスキャプチャー撮影は実際に水中で行われ、シガーニーは訓練によって6分半も息を止めていられるようになった。

 「わたしたちは撮影の9か月前からフリーダイビング(酸素ボンベなしのダイビング)の準備を始めました。巨大な水槽には2メートルの波を作り出す装置があり、水中には生き物役のダイバーたちがいて、とてもエキサイティングでした。少し怖くもあったけれど。なので、わたしは他のみんなが水槽に来る15分前にその場にいるようにしていました。そうすれば、落ち着き、心臓の鼓動を遅くすることができるから。なぜなら、フリーダイビングの前には本当に落ち着く必要あるんです」

 スクリーンに映し出されるのは14歳のナヴィの少女だが、そこにはシガーニーのエッセンスが確かに見て取れる。シガーニーは「パフォーマンスキャプチャーでは全てが取り込まれています。全てが俳優の演技を基にしているのです。だからあれはわたしの顔であり、表情なんです」と語っていた。(編集部・市川遥)

映画『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』は12月16日より全国公開

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