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【一部ネタバレ】「仮面ライダー龍騎」20周年 柴崎貴行監督が感じた、真司&蓮の変わらぬ関係性

戦わなければ生き残れない!
戦わなければ生き残れない! - 「ギーツ/リバイス」製作委員会(c)石森プロ・テレビ朝日・ADK EM・東映

 仮面ライダー劇場版最新作『仮面ライダーギーツ×リバイス MOVIEバトルロワイヤル』(全国公開中)を手がけた柴崎貴行監督(※崎はたつさきが正式表記)がリモートインタビューに応じ、同作に登場する「仮面ライダー龍騎」(2002~2003)のキャラクターについて、20周年での挑戦やオリジナルキャストとの再タッグを振り返った。(以下、映画のネタバレを一部含みます)

【動画】「仮面ライダー龍騎」“王蛇への苦情“に白倉Pが..!『ギーツ×リバイス』出演記念座談会

 「仮面ライダー龍騎」は、鏡の中の世界(ミラーワールド)で13人のライダーが戦い合う、元祖ライダーバトルを描いた作品。劇場版では、城戸真司/仮面ライダー龍騎&リュウガ(須賀貴匡)、秋山蓮/仮面ライダーナイト(松田悟志)、浅倉威/仮面ライダー王蛇(萩野崇)が、何者かによって作り変えられた新たなゲーム「デザイアロワイヤル」の刺客として「ギーツ」「リバイス」メンバーの前に立ちはだかる。

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■「仮面ライダー龍騎」参戦の経緯

裏真司が変身するリュウガも登場 - 「ギーツ/リバイス」製作委員会(c)石森プロ・テレビ朝日・ADK EM・東映

Q:「仮面ライダー龍騎」のキャラクターが『ギーツ×リバイス』に登場することになった経緯を教えてください。

柴崎貴行監督(以下、柴崎監督):レジェンドライダー枠としてどのライダーを登場させるのか、いくつか候補はありました。バトルロワイヤルとして組み込むのであれば、20周年を迎えた「龍騎」が刺客としてふさわしいのではとまとまった次第です。デザイアロワイヤルの刺客として運営が呼んでいるとわかるように選出しているので、リュウガや王蛇といった「龍騎」ライダーが適していたと思います。龍騎のライバル的存在であるナイトは、ミラーワールドに捕われている城戸を救うという「龍騎」パートにドラマ性を組み込むために盛り込まれています。

Q:柴崎監督はスピンオフ「RIDER TIME 仮面ライダー龍騎」(2019)も手がけていますが、「仮面ライダー龍騎」にはどんな思い出がありますか?

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柴崎監督:「仮面ライダー龍騎」は俳優陣とも歳が近いですし、食事に行ったメンバーが一番多いかもしれません。須賀さんの実家は当時お寿司屋さんを営んでいたので、メンバーで足を運んだりしていました。コロナ禍で最近はできていませんが、年に1回ぐらいは「龍騎」チームのみんなで集まったりしています。信頼できるメンバーが揃っているので、監督として作品を製作する際も、「龍騎」メンバーがどういうお芝居をするのかある程度計算ができるので、撮影現場でも安心感があり、すごく助かっています。

■ アニバーサリーイヤーで新しく作った変身シーン

裏真司、蓮、浅倉による三人同時変身 - 「ギーツ/リバイス」製作委員会(c)石森プロ・テレビ朝日・ADK EM・東映

Q:「仮面ライダー龍騎」20周年の節目に城戸真司、秋山蓮、浅倉威を描いた感想を教えてください。

柴崎監督:キャラクター自体は三人共に変わらないので、衣装も含めて少し悪者っぽさを出しているところがあります。真司と蓮のやり取りは、エンディングのちょっとしたワンシーンで描いていますが、20年経っても変わらない真司&蓮の関係性が垣間見えるのは、撮影している側も思わず「懐かしくていいな」って思いました。

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Q:「仮面ライダー龍騎」チームの演出でこだわったことはありますか?

柴崎監督:20年前の「仮面ライダー龍騎」テレビシリーズと比較すると、「仮面ライダーリバイス」「仮面ライダーギーツ」は合成カットもかなり派手になっています。「龍騎」は当時、鏡の前で変身することをしていましたが、「RIDER TIME 仮面ライダー龍騎」のように鏡がない場所で変身もしています。今回の劇場版では、サービスとして「龍騎」の変身を2022年版として新しく作ってもいいのではないかと思っていたんです。その結果「リバイス」「ギーツ」に負けじと、変身時にそれぞれ契約しているミラーモンスターが登場する、にぎやかな変身に挑戦しました。また、三人はサッカースタジアムの中心という広いスペースで変身しているので、スケール感を見せる狙いとして、ドローン空撮で変身シーンを引きで撮ることもカッコいいかもと思い、今回挑戦しています。

Q:劇中には「仮面ライダー龍騎」のキャッチコピー「戦わなければ生き残れない」もセリフとして盛り込まれています。

柴崎監督:「戦わなければ生き残れない」は、テレビシリーズの最後に流れる次回予告に登場したキャッチコピーです。「龍騎」を象徴する言葉ですし、当時は神崎士郎が「戦え」と周囲に言ったり、蓮もそういうタイプの人でした。実は、劇中ではそこまで丁寧に説明できなかった裏設定がありまして、割とツンデレな蓮は、ミラーワールドに捕われた真司を助けるため、デザイアロワイヤルに参戦し、リュウガに近づけば真司を助けるチャンスが来るだろうと、タイミングを見計らっていたんです。そこに関しては、最後の二人のやり取りで汲み取っていただければいいなと思います。

「仮面ライダー龍騎」“王蛇への苦情“に白倉Pが..!『ギーツ×リバイス』出演記念座談会 » 動画の詳細
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