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「相棒」特命係が“年齢いじり” 右京&薫の軽快なやり取りにネット沸く

一緒にいることの味わい深さを感じる“年齢いじり”
一緒にいることの味わい深さを感じる“年齢いじり” - (c)テレビ朝日・東映

 ドラマ「相棒season21」(テレビ朝日系・毎週水曜よる9時~)の第12話「他人連れ」が11日、放送された。特命係の杉下右京(水谷豊)と亀山薫(寺脇康文)が偶然出会った親子らしき謎めいた二人をめぐる物語は、「いい話だったなぁ」「これはよい『相棒』」といった感想があふれるハートウォーミングな物語だった。また、作中で展開した特命係の軽妙なやりとりも話題となっている。(以下、ネタバレを含みます)

【画像】嘱託職員からのステップアップ!警察手帳を出した薫ちゃん

 親子に見える二人連れは、南野(駒木根隆介)と武志(潤浩)。殺人現場から逃げるように去る姿が目撃されて、右京と薫は彼らを追う。実は、二人は親子ではない。武志は弁護士・工藤の息子だとわかるが、なぜか工藤邸から逃げていく南野の後ろ姿が。南野の元カノ・亜紀(土井玲奈)が転んだふりをして右京をひきつけ、薫もまんまと南野に逃げられてしまった。

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 右京は薫に「昔の君なら追いついたんじゃないですか?」と言い放つと、薫は「あ、それ言っちゃいます?」と不満顔。「昔の右京さんなら(亜紀の芝居に)だまされなかったんじゃないですか?」と薫も反論した。お互いの年齢をからかうこのやりとりに、SNSは「年齢いじり!」「個人的にはここが最大のポイントだった」と大盛り上がり。

 さらに後半、右京の細かい観察眼と記憶力で犯人の居所にたどりついた際には、「そういう抜け目のないとこ、昔も今もかわんないですね」と薫は右京に微笑みかけ、犯人を取り押さえた薫は「俺もまだ現役バリバリなんだよ!」と宣言。年齢相応に衰えているとお互いに言い合った後だけに、7年を共にし、14年の時を経てまた一緒にいることの味わい深さを感じさせる言葉だった。

 ちなみに、右京は一瞬だけ見た亜紀の診察券からその名前などを記憶していたが、以前にも、電話番号やパッと見ただけの本の名前などを一瞬で覚えていたことがある。自ら「一度見れば忘れませんよ」と言い、薫にも「そりゃもう異常な記憶力」と言われていた部分は、まったく衰えていない。

 南野は、たまたま営業で訪れた工藤邸でネグレクト気味の武志に出会い、かくまっていたのだった。自分のことしか考えられないと亜紀に責められたという南野だったが、右京は「人は自分のためにしか生きられないのかもしれません」「(武志をかばったのは)武志くんのことを、自分のことと考えることができたからではないですか?」と肯定する。疑似親子の思いあいと、亜紀に安産のお守りを渡せた南野に、SNSには「ハッピーエンドだ!」「よかったよかった」という声が挙がっていた。

 なお、薫が警察手帳を出したことも第12話の大きなチェックポイント。今年の元日スペシャル(第11話)「大金塊」のラストで、薫の言葉に感銘を受けたであろう政府要人が、特例で再雇用の命をくだした結果だ。嘱託職員からのステップアップが叶った薫にも、祝福の声が集まっている。(文・早川あゆみ)

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