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「舞いあがれ!」史子が舞の背中を押す…引き際の美しさ

私は私の歌を詠んで…「舞いあがれ!」第96回より
私は私の歌を詠んで…「舞いあがれ!」第96回より - (C) NHK

 俳優の福原遥が主演を務めるNHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」(月~土、総合・午前8時~ほか)は17日、第96回が放送。梅津貴司(赤楚衛二)に想いを寄せる秋月史子(八木莉可子)が、美しくかっこいい引き際を見せた。(以下、第96回の内容に触れています)

【画像】透明感がすごい!史子役の八木莉可子

 ヒロイン・岩倉舞(福原)と貴司の思いがついに通じ合った第96回。史子は舞の自宅を訪れ、舞の部屋で貴司の短歌「君が行く 新たな道を照らすよう 千億の星に頼んでおいた」が書かれたはがきを見つける。その歌は、情熱的な恋の歌の本歌取り(オマージュ)であると、震える声で舞に説明。そして「梅津先生のほんまの気持ち、聞きに行ったらどうですか?」と舞の背中を押し、「私は私の歌を詠んで生きていきます」と振り絞るようにして自身の想いを断ち切った。

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 涙をこらえる史子。岩倉家を後にする際、隣の貴司の実家であるお好み焼き屋「うめづ」を見ながら、行き場のない感情が湧き上がったに違いない。それでも、前を向き、笑顔で一歩踏み出す史子の眼差しは美しく、歩みにはかっこよさがあふれ出ていた。

 朝ドラ・第107作目の「舞いあがれ!」は、1990年代から現在の東大阪と長崎・五島列島が舞台。空を飛ぶ夢に向かっていくヒロインの挫折と再生を描くオリジナルドラマで、脚本は桑原亮子嶋田うれ葉佃良太が担当。さだまさしが語りを務め、back number の主題歌「アイラブユー」がドラマを彩る。(清水一)

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