山本千尋の剣術に韓国の新星シン・シア驚き　共演は「お友達役で」

　女優の山本千尋が25日、東京・新宿ピカデリーで行われた映画『THE WITCH／魔女　－増殖－』ジャパンプレミアに出席、本作のために初来日を果たした主演女優のシン・シアの表現力を絶賛した。

【トークノーカット】山本千尋＆韓国の新星シン・シア『THE WITCH／魔女　－増殖－』ジャパンプレミア

　本作は、遺伝子操作により殺人兵器と化した少女を描いたアクション映画『The Witch／魔女』 （2018）の続編。前作と世界観を共有しながらも、名もなき少女（シン・シア）を新たな主人公に据え、超能力集団や犯罪組織らとの激しいバトルを描き出す。

　初来日を果たした韓国の新星シン・シア。客席を埋め尽くしたファンを目の前に「シン・シアです。シアは幸せのシアです」とあいさつすると、1,408人が参加したという本作のオーディションで主役の座を勝ち取ったことに「心から願っていたチャンスをいただけて幸せでした。合格の知らせを聞いたときは、たこ焼きを食べていたのですが、全部落としてしまうぐらい泣いてしまいました」とちゃめっけたっぷりに語る。

　そんなシン・シアに魅了された一人が、この日のスペシャルゲストとして登場した山本。いち早く映画を鑑賞したという山本は「可愛らしいばかりではなく、繊細な表情に吸い込まれました」とその表現力を絶賛すると「本当に可愛すぎませんか？」と客席に呼びかけるほど、シン・シアに魅了されている模様。

　さらに山本は、シン・シアのオーディションの話を聞き、「わたしはオーディションに落ちた数の方が圧倒的に多いです」と明かしながら「そのなかでも、初めてオーディションを受けて出演させてもらった『太秦ライムライト』の現場を思い出すと、（シン・シアの演技は）初めてなのに、ここまでできるのか……自分ももっとしっかりしなければ」と衝撃を受けたという。

　この日は、剣を手にした山本が、幼少期から習っていたという中国武術を披露する一幕も。昨年放送された大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の暗殺者・トウ役など、映画やドラマで華麗な殺陣を披露するアクション派としても知名度を上げている山本の見事な立ち回りに、シン・シアは「すごい……」と目を丸くして「本当に素晴らしかった」と絶賛。司会者から「一緒に共演するなら？」と尋ねられたシン・シアは「この剣術を見てしまうと、戦うことはできない。親しい友達としてご一緒したいです」と語って客席を笑わせていた。（磯部正和）

映画『THE WITCH／魔女　－増殖－』は5月26日より全国公開