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「大奥」で注目の16歳・當真あみが初大河!岡田准一の一言が救いに

第21回「長篠を救え!」より當真あみ演じる亀姫
第21回「長篠を救え!」より當真あみ演じる亀姫 - (C)NHK

 現在放送中の大河ドラマ「どうする家康」(NHK総合で毎週日曜よる8時~ほか)で、松本潤演じる徳川家康の長女・亀姫を演じている當真あみ(16)。2022年1月期のTBS金曜ドラマ「妻、小学生になる。」で女優デビューを果たすと、同年12月に公開された原恵一監督のアニメーション映画『かがみの孤城』で主演声優を務め、今年は日テレ・ZIP!朝ドラマ「パパとなっちゃんのお弁当」、TBS・日曜劇場「Get Ready!」、NHK・ドラマ10「大奥」など出演が相次ぎ注目を浴びている。そんな當真は、初となる大河ドラマの撮影現場で、どんなことを感じ吸収しているのだろうか(※ネタバレあり。第21回の詳細に触れています)。

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亀姫はどんな人物?

 日本の歴史上、最も長く天下泰平の世を築いた徳川幕府の創始者・徳川家康。三河の弱小大名だった彼が江戸幕府初代将軍になるまでの苦悩や葛藤を、テンポの良い古沢良太の脚本で描く本作。當真は、家康と正室・瀬名(有村架純)の間に生まれた、愛らしく天真爛漫な長女・亀姫を演じており、その印象をこう語る。

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 「亀姫はすごく幼くて、お母さんのそばをまだ離れることができない女の子。そういう部分がすごく可愛いなと感じていました。わたし自身には亀ちゃんのような明るさはあまりないなと思っているのですが、ピュアで純真なところには憧れます。そんな亀ちゃんも時代が流れていくにつれ嫁ぐことになり、だんだんと大人になっていく変化は、しっかりと表現できるように意識して演じました」

信長との緊迫のシーンで岡田准一の一言に救われる

~以下、ネタバレを含みます~

岡田准一演じる織田信長

 6月4日放送の第21回「長篠を救え!」で亀姫は、織田信長(岡田准一)の提案によって、奥三河にある長篠城主・奥平信昌(白洲迅)に嫁ぐかどうか……という選択を迫られる。劇中では、信長や家康と対峙する緊迫のシーンも経験した。

 「亀ちゃんはこれまで家族以外の人と接する機会がほとんどなかったので、信長さんは完全に外から来る人という意味で、すごく怖い存在なんだろうなと想像していました。実際に岡田さんとお芝居をして、すごく圧を感じました。目の前でグッと視線を向けられただけで、ドキッとするぐらい迫力がありました」

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松本潤演じる徳川家康

 一方で、父・家康は常に安心感がある存在。信長と家康が対峙しているときの亀姫の気持ちとは……?

 「家康さんはお父さんなので、どんなことがあっても助けてくれる存在。信長さんと対峙しているときも、心のなかでは“お父さん頑張って”と応援するような気持ちでした。亀ちゃんの目には、2人は対等な関係に映っていたと思います」

 家康と信長、亀姫にとっては真逆のような存在だが、演じる松本と岡田は、當真の目にはどのように映っていたのだろうか。

 「松本さんはとてもストイックな方で、ご自分のシーンはモニターをチェックして、どう見せることで一番伝わるのか、常に追求されている感じがしました。岡田さんは亀ちゃんが強右衛門(岡崎体育)さんをかばうシーンでご一緒しました。とても重要なシーンで、セリフもかなりあったので、絶対間違えてはいけないと大きなプレッシャーだったんです。でもセリフを間違えてしまい、頭の中が真っ白になったのですが、岡田さんが“全然大丈夫。今の感じよかったから”って優しく声を掛けてくださいました。とてもありがたかったです」

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初の大河ドラマで大きな発見

強右衛門(岡崎体育)と亀姫

 當真にとっては初の大河ドラマ。同じく今年NHKで放送されたドラマ10「大奥」では龍(田沼意次)を好演し、高い評価を受ける期待の若手だが、日本を代表する俳優たちが顔をそろえる大河ドラマの撮影は、緊張続きで撮影現場の空気にのみ込まれそうになったことも。

 「大河ドラマのお話をいただいたときは、すごく有名な俳優さんたちが出演する作品だと思ったので、とても驚きました。実際、撮影現場に入っても、すごい方々ばかりで。その存在感に圧倒されてしまい“どうしよう”とパニックになってしまったんです」

五徳(久保史緒里)、瀬名(有村架純)

 そんな當真を落ち着かせてくれたのが、母・瀬名役の有村や共演者、スタッフたちだった。

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 「有村さんはほとんどのシーンでご一緒させていただいたのですが、休憩の合間に“緊張している? 大丈夫? のど渇いていない?”と細かく気を遣ってくださり、少しずつ平常心を取り戻して臨むことができました。ほかの共演者さんやスタッフさんもとても優しく接してくださったので、ありがたかったです」

 そしてもう一つ、大河ドラマや時代劇を経験したことで得られたことがあった。

 「大河ドラマはすごくリハーサルをしっかりしていただけるので、こういう動きをすればいいのか……など事前に分かるんです。それは不安を取り除く大きな要因になりました。しっかり準備をして作品に臨むことの大切さを学ぶことができました。あとは歴史上の人物を演じるということで、その人にまつわるいろいろなことを調べたんです。今までそういう役づくりをしたことがなかったので、大きな発見でした。今後の作品に生かせると思いました」

 第21回で大きな決断を迫られた亀姫。當真自身にも、分岐点となるような決断はあったのだろうか。

 「やっぱりこのお仕事を始めるときが、一番大きな決断だった気がします。中途半端な気持ちではできないことですし、上京することで生活も変わってくるのは想像できていました。そのなかで、やってみようと決めたことは大きな分岐点でした。わたしとは置かれている状況が全然違いますが、亀ちゃんの決断には自分とつながる部分があったような気がします」

 初登場回の放送直後、「おばあちゃんがすぐに連絡をくれたんです」と笑顔で語った當真。自分が出演している作品を観て、喜んでくれる人の存在を実感できることは「とても幸せだなと思います」としみじみ語ると「亀姫は歴史の教科書などにはほとんど出てきませんが、戦国乱世を生き抜いた女性の一人として、皆さんに知っていただくきっかけになれば嬉しいです」と視聴者にメッセージを送った。(取材・文:磯部正和)

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