『RRR』超え！『K.G.F』シリーズが日本で緊急公開
日本で記録的な大ヒットとなったインド映画『RRR』を超え、2022年のインド興行収入No.1に輝いた『K.G.F』シリーズが、7月14日より新宿バルト9ほかにて緊急公開されることが決定した。
ヒンディー語の「ボリウッド」、テルグ語の「トリウッド」、タミル語の「コリウッド」などと称されるほど映画産業が盛んな国インド。そんなインド映画界の新たな傑作が上陸する。2018年に公開された『K.G.F：CHAPTER 1』は、「サンダルウッド」と呼ばれるカンナダ語の映画。インド全域で大ヒットする作品がなかったサンダルウッド作品だったが、公開されると大人気となった。
2022年に公開された続編『K.G.F：CHAPTER 2』は、『RRR』を抜きインド国内で興収No.1、世界興収でも上回る快挙を成し遂げた。実は、『RRR』のS・S・ラージャマウリ監督が本作の素晴らしさをいち早く見抜き、インド全国で公開できるよう手助けをした影響も少なからずある。本編のオープニングでも SPECIAL THANKS としてラージャマウリ監督の名前が記載されている。そんな『K.G.F：CHAPTER 1 & CHAPTER 2』が、7月14日に2作品同時公開となる。
本作は、「K.G.F」こと「コーラーラ金鉱地区（Koral Gold Fields）」と主人公ロッキーの物語。サンダルウッドのスーパースター、ヤシュ演じる長髪で髭面のロッキーが、マフィアたちをすさまじい破壊力でせん滅する。
さらに、日本版ポスターと予告が公開された。ネオンと真っ赤なシボレーカマロが印象的なポスターとなっており、強面のヤシュがマシンガンを抱えながら車の前に座る。予告編っでは、「俺は好きじゃない、しかし、暴力が俺を好む！」という衝撃的なセリフから始まり、激しいカーチェイスや肉弾戦、迫力の銃撃戦が展開し、最後には戦闘機も出てくるなど、予告編だけでもてんこ盛りの内容となっている。
本作の主演のヤシュのほか、ヒロイン役をシュリーニディ・シェッティ、ロッキーと死闘を繰り広げるアディーラ役をサンジャイ・ダットが担うほか、『歌う色男、愛・ラブ・パラダイス』のラヴィーナー・タンダン、『ミルカ』のプラカーシュ・ラージ、『芽ばえ』のアナント・ナーグ、そして『バーフバリ 王の凱旋』のタマンナーも出演し、魅力的なダンスを披露する。
監督は、2014年に新人ながら新しいタイプのギャング映画『Ugramm（原題）』を制作し、カンナダ映画に旋風を起こしたプラシャーント・ニール。本作の成功でインド映画界から注目を浴びる監督は、現在、テルグ語映画で『バーフバリ』シリーズの主役プラバースの新作『Salaar（将軍）』を撮影中である。（編集部・梅山富美子）
