浅野いにお『デデデデ』前後編で来春公開決定！超ティザービジュアル公開
実写映画化もされた『ソラニン』『うみべの女の子』『零落』などの浅野いにおの漫画をアニメ化する『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』（通称・デデデデ）が、2024年春に前後編2章立てで公開されることが31日、明らかになった。併せて、キャラクターデザイン・総作画監督の伊東伸高が描き下ろした超ティザービジュアルも公開された。
2014年より「週刊ビッグコミックスピリッツ」で連載が開始された原作は、突如東京上空に巨大な宇宙船 通称“母艦”が襲来し、絶望的に思えた異常事態も次第に日常へと溶け込んでゆく世界で、日々の青春を謳歌する少女たちの物語。第66回小学館漫画賞一般向け部門、第25回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞したのち、昨年全12集をもって完結した。アニメ化は2022年3月に発表されていたが、物語の“Xデー”である8月31日にちなみ、公開時期及び前後編となることが発表された。
超ティザービジュアルは、本作の主人公・門出とおんたん、2人の少女が校舎の屋上でたそがれる一見ごく普通の学園風景ながら、上空には巨大な宇宙船の母艦が。日常と非日常が混ざり合う世界観を象徴している。
監督を務めるのは、アニメシリーズ「PSYCHO-PASS サイコパス」シリーズやSFジュブナイル『ぼくらのよあけ』の黒川智之。シリーズ構成・脚本に、社会現象化した『けいおん!』シリーズや『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』シリーズの吉田玲子。キャラクターデザイン・総作画監督に、第41回日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞を受賞した『夜は短し歩けよ乙女』の伊東伸高。美術監督は『ドロヘドロ』での美術監督補佐や、『台風のノルダ』の西村美香。音楽に、舞台化もされた人気テレビアニメ『ユーリ!!! on ICE』やNHKドラマ「ここは今から倫理です。」などの梅林太郎。制作スタジオは、『地球外少年少女』の「Production +h.」。各スタッフからコメントも寄せられた。
スタッフのコメント全文は下記の通り。（編集部・石井百合子）
黒川智之監督
「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション」がついにアニメ化！ 「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション」がついにアニメ化！ 「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション」がついにアニメ化！ 大事なことなので3回言いました。門出、凰蘭が動く、喋る！ ご期待ください。はにゃにゃフワ～！
吉田玲子（シリーズ構成・脚本）
誰もが、未来も、明日のことすらわからないまま、今を生き続けなければならない。何て不確かで、何と不安な時間の連続。そんな日々を生き抜くには、一緒に生きていく誰かが何かが必要なのかもしれない。そのことをたぶんこの作品に登場する彼女たちは無意識下でわかっている。見えない今を生きる彼女たちと、しばし同じ時間を過ごしていただければと思います。
伊東伸高（キャラクターデザイン・総作画監督）
キャラクタに関して、解釈の違いの修正はもちろん、新しい要素の提案なども浅野氏からいただいて、原作の雰囲気を残しつつ新しいデザインになっています。そのあたりも観てほしいなと思います。
西村美香（美術監督）
浅野さんの作品の中でも特に背景が大好きな私が、この作品を受けてもいいのかとても迷いました。しかし、ファンとしての目線を忘れずに原作の世界観を損なわない作品を私自身が見たいと思いました。原作を愛する最高のチームで制作中です。ぜひ本編の背景もお楽しみいただけたら嬉しいです！
梅林太郎（音楽）
多くのファンの方々に愛されるこの作品に携ると言う事、大変に身の引き締まる思いです。浅野さんが作品に込めた思いの一助となれるよう、取り組ませて頂きたく思っています。
