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山崎貴監督『ゴジラ-1.0』アカデミー賞に向けロビー活動中 続編希望する声に「作りたいですね」

アメリカからリモートで参加した山崎貴監督とキャスト陣
アメリカからリモートで参加した山崎貴監督とキャスト陣

 映画『ゴジラ-1.0』のモノクロ版『ゴジラ-1.0/C』(ゴジラマイナスワン/マイナスカラー)の公開を記念したイベントが12日、TOHOシネマズ日比谷で開催され、現在渡米中の山崎貴監督がリモートで出演し、アカデミー賞ノミネートを目指してロビー活動を行っていることを明かした。イベントには神木隆之介浜辺美波山田裕貴佐々木蔵之介田中美央も参加した。(ネタバレ注意。以下、映画の内容に触れています)

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 『ゴジラ』シリーズの70周年記念作品で、日本製作の実写版ゴジラ30作品目のメモリアル映画となる本作。『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズなどを手がけた山崎監督が、監督、脚本、VFXを担当して新たなゴジラを描く。

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 日本では昨年11月3日の公開後、1月11日までの70日間で興行収入52.1億円を突破。さらに北米では1月10日までの41日間で興収4,974万ドル(約72億円)を記録し、北米における実写映画の興行成績ナンバー1を達成。全世界では興収140億円となっている。

 第96回アカデミー賞視覚効果賞の最終選考リスト10作品にも入っており、山崎監督は渡米中。神木の「世界のたかしー」という呼びかけにリモートで登場した山崎監督は「いま夜中の2時です」と苦笑いを浮かべると「ハリウッドの上から数えるぐらいすごい超巨匠たちに会っています」とアカデミー賞のノミネートに向けてロビー活動中であることを報告。

 山田から、世界でヒットしていることに「何が刺さったと思いますか?」と問われた山崎監督は、とある映画監督と話した際のエピソードを振り返りながら「俳優の演技が素晴らしかった」という言葉をもらったことを明かし「皆さんのお芝居が言葉の壁を越えて伝わったのでは」と分析。

 また、映画を鑑賞した人々から、続編を期待する声が上がっていることに、山崎監督は「作りたいですね。みんなで(配給の)東宝に言いましょう!」と笑顔。さらに、実際に荒れた海で撮影した、神木演じる主人公・敷島たちがゴジラと対峙(たいじ)するシーンに触れ「また海に行きますか?」とキャストに問いかける。

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 神木が「リアルな船の揺れのなか、まさに命を懸けて見えないゴジラと戦いましたからね。あれもVFXだと思われていたんですよね」とハードな撮影を振り返ると、山田も「(アカデミー賞の)視覚効果賞で評価されているから、なおさら(VFXだと思われる)だよね」と苦笑い。そんなやり取りに、山崎監督が「(浜辺演じる)典子も(続編で)海に行く可能性がありますよね」と話を振ると、浜辺は「行かないですよ。次回作がもしあっても、典子がいるか分からないし」とやんわり否定。しかし、ラストシーンで典子に隠された秘密に触れた山田は「典子がゴジラを探すカギになるかもしれないし……」と触れると、浜辺は「わたしをおとりみたいに使わないでください」と発言し、会場を笑わせていた。(磯部正和)

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