「仮面ライダー555」半田健人、木場勇治の初登場「誰もが今年の主役は彼だって思った」芳賀優里亜と生コメンタリー

　Vシネクスト『仮面ライダー555 20th パラダイス・リゲインド』の劇場公開とBlu-ray＆DVD発売を記念して、主人公・乾巧役の半田健人が20日、秋葉原で初のファイズイベント「仮面ライダー555 ファイズ・リマインドVol.1」を開催した。記念すべき第1回のゲストとして、ヒロイン・園田真理役の芳賀優里亜が登場。二人は「555」ファンと一緒に、テレビシリーズ第1話と第2話を振り返りながら、生コメンタリーを行った。

【動画】半田健人、「555」乾巧として守りたいファンの思い『仮面ライダー555 20th パラダイス・リゲインド』単独インタビュー

　20周年を迎えた特撮ドラマ「仮面ライダー555（ファイズ）」（2003～2004）をさらに盛り上げるため、半田が開催した同イベント。「リマインド」は再確認という意味があり、半田は「一緒に再確認して、振り返っていけたらいいなと思っています。ここにいる人たちは幸運で、ここでしか言えない、電波に乗せられない話もする予定です」とあいさつ。ゲストの芳賀を呼び込むと、「第1話から一緒に共演しているパートナーは芳賀さんしかいないので今回ゲストにお呼びしました。これは『555』の公式イベントです（笑）」と笑いながら強調した。

　第1話の手術シーンが始まると、開口1番「高岩（成二・スーツアクター）さん、若いね」と半田。人類の進化形・オルフェノクとして覚醒した木場勇治（泉政行）の初登場シーンになると、「木場が出ると、誰もが今年の主役は彼だって思ったよね。 最初のころの家族のシーンは『555』離れてしていたよね」とコメント。

　「555」の設定はその場で決められていたことが判明すると、芳賀は「真理の誕生日（9月13日）がカイザの変身認証コード（913）なのも偶然でびっくりしました。田崎竜太監督（崎はたつさきが正式）と白倉（伸一郎）プロデューサーになんで9月13日なんですか？　って聞いたら「えーそうなの？」って言われて偶然です」と告白。半田も「物事には必然のような偶然があるんですよね～」としみじみ語っていた。

　第2話のコメンタリーでは、半田がコーヒーを持って登場し、実際は猫舌ではないことも告白。猫舌の演技指導は、猫舌である宮崎剛アクション監督に「甘い。あんなもんじゃない」と指導されたことを話した。

　真理が美容師になりたいと夢を語るシーンが二人のファーストカットであったことが明かされると、フェリーで九州入りした話など裏話が続々。菊池啓太郎役の溝呂木賢が、監督と役について話そうと、飛行機でも行ける距離を19時間かかるフェリーで行くことを志願したにもかかわらず、「好きにやって」と一瞬で終わった話で会場を笑わせていた。

　また、巧が初めてライダーキックを放つシーンでは、半田がゲスト出演した「仮面ライダージオウ」の話題に。第6話「555 ・913 ・2003」では、当時のシーンを再現するため、半田は茶髪のかつらを被って撮影に臨んでいたといい、「コスプレです」とジョークを放っていた。

　2月24日には、第2回の開催も発表され、引き続き芳賀がゲスト出演することが明らかに。半田は「全話を話するわけにはいかないので、ポイントポイントで生コメンタリーできればいいなと思っています。各キャラクターの初登場回はその人をゲストに呼びたいと思っています。唐橋（充／海堂直也役）さんの場合には唐橋さんのスケジュールに合わせないとな……」と今後の展開を説明。20周年新作『パラダイス・リゲインド』について、「評判を風の噂で聞いていますが上々ときいているので、一安心です。いろいろ意見はあると思いますが、これだって信念を持って作りました。手抜きは一切していません。見に来てください」とアピールしていた。（編集部・倉本拓弥）

Vシネクスト『仮面ライダー555 20th パラダイス・リゲインド』は2月2日より新宿バルト9ほかにて期間限定上映／Blu-ray＆DVDは5月29日発売