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「仮面ライダーギーツ」簡秀吉&杢代和人、最後の物語で見せる新たな関係性 共に歩んだ英寿と道長へ「もっと笑えよ」

刺激し合いながら成長してきた二人 - 杢代和人(左)&簡秀吉(右)
刺激し合いながら成長してきた二人 - 杢代和人(左)&簡秀吉(右)

 昨年8月に最終話を迎えた特撮ドラマ「仮面ライダーギーツ」の集大成を飾るVシネクスト『仮面ライダーギーツ ジャマト・アウェイキング』が、間もなく上映される。テレビシリーズから主人公・浮世英寿を演じた簡秀吉と、ライバル・吾妻道長役の杢代和人がインタビューに応じ、「ギーツ」最後の物語となる本作の見どころや、キャラクターと共に歩んだ1年半を振り返った。(取材・文:編集部・倉本拓弥)

【動画】キレキレな二人!簡秀吉&杢代和人、パワーワード連発の爆笑インタビュー

英寿&道長の変化「ライバルから刺激し合える関係に」

英寿や道長らの関係性にも変化 - (C) 2024 石森プロ・ADK EM ・バンダイ・東映ビデオ・東映 (C) 2022 石森プロ・テレビ朝日・ADK EM ・東映

Q:「仮面ライダーギーツ」最後の物語となるVシネクスト、どのような思いで撮影に臨みましたか?

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簡秀吉(以降、簡):「仮面ライダーギーツ」の作品としてはこれが最後で、寂しさもあったのですが、「ギーツ」で勉強してきたことをいい形で残せたので、早くみなさんに観てほしいという気持ちでいっぱいです。

杢代和人(以降、杢代):テレビシリーズとはまた違って、吾妻道長/仮面ライダーバッファがキーになるので、個人的にプレッシャーや責任感を感じながら演じていました。もちろん、他のメンバーも集大成として緊張感を持って撮影した作品でもあるので、手応えはすごく感じています。

Q:Vシネクストにおける英寿&道長は、どのように演じましたか?

簡:英寿は、神様としての立場から道長にエールを送ったりするので、テレビシリーズ1話からのライバル関係から、決して仲良くはないが、いい刺激を与え合う二人の新たな関係性が垣間見えると思います。

杢代:テレビシリーズ序盤の道長は、すごくぶっきらぼうで、子供みたいな発言をして突っかかってしまうこともありましたが、本作では、セリフ一つ一つに優しさがあります。そういった部分から、少しでも大人になった道長をお届けできたらと思い、他人のことを考えながら演じました。

新フォームの武器に困惑!?「これはどう戦うんですか?」

金ギーツ&銀バッファが激突 - (C) 2024 石森プロ・ADK EM ・バンダイ・東映ビデオ・東映 (C) 2022 石森プロ・テレビ朝日・ADK EM ・東映

Q:(杢代さんへ)本作でバッファの新フォーム「仮面ライダーバッファ プロージョンレイジ」が誕生すると聞いた時の心境は?

杢代:嬉しかったです! バッファはテレビシリーズでタイクーンやナーゴのような強化フォームが登場せず、毎日悔しがっていたので、台本を受け取って「ある!」とわかった時はガッツポーズしました。初めて新フォームを見た時、巨大なチェーンソーを持っているかと思いきや、チェーンソーが爪になっていて……。とんでもない武器が追加されていたので、「これはどう戦うんですか?」「盾ですか? 爪ですか?」といろいろ聞いてしまいました(笑)。そういった部分がどんどん魅力に変わっていきましたし、バッファが個性ある武器を使う姿はロマンがあって格好いいです。

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Q:銀色のフォルムもかっこいいです。

杢代:仮面ライダードゥームズギーツと対照的なカラーリングになっています。ドゥームズギーツは金を基調としたフォルムなので、プロージョンレイジとのアクションシーンでの金と銀が合わさった演出は、すごく華やかです。

簡:アクションシーンは確かに見どころです! 一か所、ものすごいアクションがあるのですが、詳細を言うとネタバレになってしまうので……。映像がとにかくすさまじくて、観る度に鳥肌が立ちます。

坂本浩一監督から学んだアクションの楽しさ

道長の素面アクションにも期待! - (C) 2024 石森プロ・ADK EM ・バンダイ・東映ビデオ・東映 (C) 2022 石森プロ・テレビ朝日・ADK EM ・東映

Q:Vシネクストは、坂本浩一監督が手がけた素面アクションも見どころの一つです。坂本監督とは、テレビシリーズ(13話~15話、27話&28話、41話&42話)でもタッグを組んでいますが、お二人のアクションに対する向き合い方はこの一年半でどう変化しましたか?

杢代:仮面ライダーでアクション初挑戦だったのですが、今ではアクションが大好きになりました。アクションの楽しさなどを教えていただいた坂本監督は、アクションの師匠であり、お父さんみたいな存在です。Vシネクストでの素面アクションは、今までやってきたことを全部見られている感覚もあり、自分の中でも成長した姿を見せたいという思いがありました。素面アクションを披露した時に、坂本監督から「うまくなったね! アクションがわかってきたんじゃない?」と声をかけて頂いた時は、本当に嬉しかったです。

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簡:アクションが好きになった瞬間は、映画『仮面ライダーギーツ 4人のエースと黒狐』で力のエースを演じた時のアクションシーンです。アクション部の方々に細かいところまで指導いただき、アクションの魅力に気付きました。テレビシリーズでは、坂本監督が手がけた戦国ゲーム(27話&28話)での剣殺陣のシーンです。アクションを探求していきたいという気持ちが芽生えました。

Q:ご自身の中で、転機となったテレビシリーズ放送回はありますか?

杢代:杉原輝昭監督が手がけた29話「慟哭V:サプライズ!闘牛ゲーム・」(・はハートマーク)です。鞍馬祢音(星乃夢奈)の秘密が暴露され、初めて感情的になった英寿と、もう後に引けない道長が対峙するシーンがあったのですが、そのシーンは今もよく思い出します。後半戦に突入したところで、僕自身も「成長した姿をもっと出さなきゃ」という焦りがあり、久々に英寿と対峙するシーンで台本もアツい内容だったので、今まで以上に真剣に向き合った記憶があります。それが上手くいったからこそ、その後のエピソードにつながったといっても過言ではありません。

簡:杉原監督の前でお互いいいお芝居ができたのですが、あの回はロケだったこともあり、環境の問題で何度もテイクを重ねていたので、集中力との闘いでした。

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杢代:その当時、忙しくさせて頂いていた時期で、本番が終わった後の記憶があまりないんです。周囲にいた方の話だと、撮影後にバスへ戻る僕に飲み物を渡そうと、スタッフさんが声をかけたらしいのですが、全員の声が聞こえていなかったみたいで……バスに到着後、2秒で爆睡したそうです。その時のスタッフさんは「お芝居している杢代さん以外は、杢代さんじゃなかったです」と話していました(笑)。

主演が簡秀吉でよかった

取材中もボケ&ツッコミがキレキレだった簡秀吉&杢代和人

Q:お二人は舞台挨拶などで軽快なボケ&ツッコミを披露していますが、中でも簡さんの天然ぶりは、ファンの間でも話題になっています。杢代さんだけが知る、簡さんの天然エピソードがあれば教えてください。

杢代:テレビシリーズ最終話、ラストカット撮影時のことです。レギュラーキャストが続々と一発OKを出し、最後に英寿のラストカットという流れで、信じられないくらいの方がギャラリーで見守る中、ヒデ(簡)が「一発で決めてくるわ!」と撮影に向かったのですが、緊張しすぎて、8テイクしていました(笑)。長回ししないカットは、テイクを重ねてもだいたい3テイクくらいで終わっていたので、8テイクは本当にビックリしました。

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簡:「本番行きます!」という声がかかった瞬間、頭の中が突然真っ白になったんです(笑)! 本番2秒前まではセリフとか全て覚えているのですが、本番が始まったらフワッと飛んじゃって……。

杢代:それも含めて、最初から最後まで主演が簡秀吉でよかったと思いました。すごくいいシーンでしたし、面白かったです。

Q:1年間共に歩んできた英寿と道長に、何か声をかけてあげるとしたら?

杢代:道長の役年齢は僕より少し上ですが、「もっと笑えよ」ですね。クールな感じが道長の個性ではありますが、あれだけ個性豊かで愛されているキャラクターたちに囲まれているので、ツンツンせずにもっと笑って楽しんでほしい、と伝えたいです。

簡:英寿にも「もっと笑えよ」って(笑)。英寿がクシャって笑う姿はあまり見たことがないので、もっと楽しめよと……。

杢代:締めで被せるのはないでしょ(笑)!

簡:英寿は神様で最強な存在なので、まだまだ未熟な僕からは「もっと精進します! がんばります!」と英寿様にお伝えしたいです(笑)!

Vシネクスト『仮面ライダーギーツ ジャマト・アウェイキング』は3月8日(金)から期間限定上映、Blu-ray&DVDは7月24日(水)発売

「ギーツ」簡秀吉×杢代和人、ボケ&ツッコミの応酬でパワーワード連発!『仮面ライダーギーツ ジャマト・アウェイキング』単独インタビュー » 動画の詳細
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