池脇千鶴、24年ぶり朝ドラ「ばけばけ」でヒロインの母に!

高石あかり(高=はしごだか)が主演を務める2025年度後期(大阪制作)のNHK連続テレビ小説「ばけばけ」(2025年秋放送開始予定、脚本・ふじきみつ彦)の新キャストが26日に発表され、ヒロインの父を岡部たかし、ヒロインの母を池脇千鶴、ヒロインの祖父を小日向文世が演じることが明らかになった。
【画像】岡部たかし、池脇千鶴、小日向文世が「ばけばけ」新キャスト!
「ばけばけ」は、松江の没落士族の娘・小泉セツをモデルとしたオリジナル作品。外国人の夫と共に怪談を愛し、急速に西洋化が進む明治の日本の中で埋もれてきた名も無き人々の心に光をあて、代弁者として語り紡いだ夫婦の物語をフィクションとして描く。高石がヒロイン・松野トキ役を務め、トキの夫で、ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)をモデルとしたヘブンをトミー・バストウが演じる。
今回発表されたのは、貧しいながらもトキにたっぷりと愛情を注ぐ、個性豊かな松野の人々。岡部がトキの父・松野司之介、池脇がトキの母・松野フミ、小日向がトキの祖父・松野勘右衛門にふんする。池脇が朝ドラに出演するのは、ヒロインを務めた「ほんまもん」(2001)以来、24年ぶりとなる。(清水一)
岡部たかし
大阪局制作の朝ドラに出演させていただくのは2度目となります。ありがたいことです。
なじみのスタッフさんや呑処の皆さんに「おかえり!」と声をかけていただき感動しました。
演じる司之介は誇り高きかっこいい男でありますが、時代の変化にあってその生き方は「ちゃんとせんかいっ!」と言いたくもなります。そんな司之介の葛藤やぐちゃぐちゃしたものを皆さまに楽しんでもらえるよう精進します。「ばけばけ」、ごひいきに。
池脇千鶴
20数年ぶりの朝ドラ。
体力がもつのか心配です(笑)。
「ばけばけ」は、明るくて楽しくて、肩の力を抜いて観られるドラマだと思います。
わたしもまだ先の展開は分かりませんが、今からドキドキワクワクしています。
テレビの前の皆さんも、毎朝楽しみに観ていただけるよう精いっぱいフミを生きようと思います。
どうぞよろしくおねがいいたします!
小日向文世
10年ぶりに朝ドラに参加出来ることを嬉しく思っています。
衣装合わせの時に丁髷(ちょんまげ)のかつらをかぶり、朝ドラで?っておかしくなりました。
年号が明治に変わっても武士の魂を忘れず髷(まげ)を結い続け、主人公トキの祖父としてトキを可愛がり、幸せを願う松野勘右衛門という役に改めて愛着を感じています。
「ばけばけ」の撮影が今からとても楽しみです。
制作統括・橋爪國臣
ふじきさんと長年一緒に活動してきた岡部さんは、ふじきさんの脚本を最も体現できる俳優として欠かせません。このドラマで、一番最初に決まったキャストが岡部さんです。しかも、ヒロインが決まる前に!迷うことなくお声掛けしました。「虎に翼」でヒロインの父・直言を演じた岡部さん。“トラつば”とは、また違った父親像が見られると期待しています。
母・フミは、個性豊かな松野家の面々を愛情で深く包み込み、でも、母としての業も心の奥に抱えている、それを演じられるのは、池脇さんしかいないと思いオファーしました。「ほんまもん」のヒロイン・山中木葉、ジョゼ、ジルバ・・・見るたびに全く違う池脇さんに感動してきました。池脇さんが今演じるフミがどのようなものになるのか、撮影が始まるのがとても楽しみです。
勘右衛門はただ厳しいだけではなく、心のなかに熱い思いと、そして、どこか可愛らしいところも併せ持っている人物です。先日、小日向さんと衣装合わせをした時に、着物に髷(まげ)姿で木刀を楽しそうに振る姿を見て、間違いない!と思いました。どんなに周りが変わっても、武士の魂とプライドを持ち続ける勘右衛門が、明治の世の中を生きていく姿を早く見たくてたまりません。
撮影開始まであと一か月。すばらしいキャストの皆さまとともに、良いドラマを制作できるよう、準備をしっかりと進めてまいります。


