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「ばけばけ」倒れたトキ、呪いは本当だったのか…制作統括が見解

(C) NHK

 高石あかり(高=はしごだか)が主演を務める連続テレビ小説「ばけばけ」(NHK総合・月~土、午前8時~ほか ※土曜は1週間の振り返り)の第21週・第104回が、26日に放送された。ヒロイン・トキ(高石)は、夫・ヘブン(トミー・バストウ)に“呪われた女”吉野イセ(芋生悠)を引き合わせる。ヘブンは彼女の知る村の伝承の話や呪いの話にすっかり魅了される……。制作統括の橋爪國臣が、第21週のテーマを「呪い」にした狙いや撮影の裏側を語った。

【明日の「ばけばけ」場面写真】ヘブンとトキは誘われて…

 連続テレビ小説の第113作「ばけばけ」は、松江の没落士族の娘・小泉セツとラフカディオ・ハーン(小泉八雲)をモデルに、西洋化で急速に時代が移り変わっていく明治日本の中で埋もれていった人々をフィクションとして描く。「怪談」を愛し、外国人の夫と共に、何気ない日常の日々を歩んでいく夫婦の物語。

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 イセは松野家宅にやってくると、トキやヘブンらを前に「人形の墓」の伝承を語って聞かせる。橋爪は「あの話は小泉八雲の本にも書かれている『人形の墓』の話に登場する女中の話を少しアレンジして生まれたものです。小泉八雲は熊本に行ったあと精神世界を書き出したのは、紀行文が書けなかったからです。トキがそれを助ける形にしたいと思い、そこで『人形の墓』の話にも踏み込みました」と紹介する。

(C) NHK

 イセの語りシーンは1日で撮影されたといい、「イセを交えてわちゃわちゃしながら、撮影していました。演出の小島(東洋)と芋生さんがずっと話し合っていました。芋生さんはイセを演じる上で、最初不安があったんだと思います」と熊本編から参加した芋生の様子も振り返る。

 「撮影後、別の会場で芋生さんと会った時に、小島と撮影前に話したことがすごく役に立ったと話してくれました。あの役はどう演じるか、その塩梅がすごく難しかったと。だからこそ、小島と事前に打ち合わせをして、あの芝居が生まれたんです。周りの人にも刺激を受けて、とても楽しかったとお話しされていました」

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 第104回では、呪われているというイセの座布団に座ったトキが、意識を失い倒れるシーンが描かれた。橋爪は、呪いは本当だったのか「種明かしはしないほうがいい」としつつ、自身の見解を話す。「イセの話を盛り上げようと、トキが呪いにかかって倒れてあげたふりをしたのかもしれない。そうでなく、本当に呪いにかかってしまった、どちらの解釈でも僕はいいと思います。脚本のふじき(みつ彦)さんがどう考えて書いたかは知っていますが、個人としては、どう解釈されてもいい。その方が、ドラマとして面白いんじゃないかと思います」

 また、橋爪は「ヒロインが全てを受け止め、何かをしてあげたみたいなことはしたくなかった。そういうことにトキを持っていきたくない。第20週で熊本にやってきて、ヘブンが執筆できなくなる。どうやって再び書けるようにするのかが第21週の話です。トキの言葉の解釈が、気づきになればいいなと思っています。トキの身体を通して生まれた気づきが、ヘブンにも響いたというふうに持って行きたかった」と話し、呪いの話がヘブンに与えた影響を分析していた。(取材・文:名鹿祥史)

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