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【ネタバレ】「相棒」まさに“ロミジュリ” 闇バイトを巡る事件の意外な結末

闇バイトを巡る事件が“ロミジュリ”的展開に… - 画像は「相棒season23」第17話より
闇バイトを巡る事件が“ロミジュリ”的展開に… - 画像は「相棒season23」第17話より - (C)テレビ朝日

 ドラマ「相棒season23」(テレビ朝日系・毎週水曜よる9時~)の第17話「盗まれた死体」が26日に放送された。死体入りスーツケースの盗難事件が、闇バイトをめぐる拉致監禁事件へとつながり、さらに意外な結末を迎えた。SNSでは「切ない話だった」「改めて闇バイトの恐ろしさを感じさせられたなあ」「内容濃くて面白かった~!」とさまざまな感想が飛び交っている。(以下、第17話の内容に触れています)

【画像】次週、いよいよ最終回SP!片桐仁が恐ろしい都知事に

 角田課長(山西惇)の手伝いで、闇バイトたちを捕まえた特命係の杉下右京(水谷豊)&亀山薫(寺脇康文)。彼らを使っていた反社組織「スカル」を追う特別班の羽藤真一(冨家ノリマサ)は、スカルに脅迫されているという。

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 右京と薫が出会った園宮芽瑠(荒川ひなた)は、闇バイトで運んでいたスーツケースを無くしていた。中身が血まみれの男性だったと怯える彼女は、通りすがりに皿を割られたと弁償を迫られ仕方なく運び屋をしたのだ。指示は、スカルのリーダー・ユキチからのものだった。芽瑠についていた見張り役がスーツケースを運び出したと踏んだ右京と薫は、行方を推理し、無事にスーツケースを見つけるも、中身は空だった。

(C)テレビ朝日

 スーツケースから見つかった指紋は、犯罪歴がある住田龍介(松岡広大)のものだった。住田の部屋を訪れた右京と薫は、大学の友人だという廣岡浩と会った。5年前、住田は廣岡をかばい、傷害事件を起こしたことで人生が変わったのだという廣岡。部屋から見つかったスマートフォンは、ユキチからの指示を受けるためのものなのか? 以前勤めていた米本製作所に、住田は「俺に何かあったら殺されたと思って」と言い残していた。

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 羽藤が自宅で何者かに拉致され、角田は羽藤から、娘の美香(内海誠子)と連絡が取れないから探してほしいと言われたが、いつもの署名とは異なっていた。同時期に美香もどこかに監禁されていた。

 追いはぎにあったと保護されていた男・茂手木(沖原一生)は、芽瑠の見張り役であり、実は生きていた住田に服を奪われたのだった。茂手木の持っていたライターは廣岡の持っていたのと同じもの。その雀荘で右京は廣岡から、彼が住田を闇バイトに誘ったこと、住田の部屋から携帯を回収しろと指示を受けていたことを聞き出す。住田はユキチに期待されていたというが、ユキチの計画を妨害しようとしたために粛清されたらしい。

 角田のもとに羽藤から電話が入った。美香が犯罪に巻き込まれるから早く探してほしいと、誰かの言葉を読まされているようだ。美香はシステムエンジニアの恋人がおり、親に紹介しようとした直後にふられ、さらに闇バイト絡みのトラブルに巻き込まれていたという。

(C)テレビ朝日

 皿が割れたと賠償を迫る闇バイトのリクルーター・桑村(乙黒史誠)を捕らえた特命係は、美香をその手口で闇バイトに誘ったこと、彼女を使って羽藤を脅そうとしたユキチに依頼されたこと、それを美香にばらそうとした男に重大な裏切りだとユキチが切れたことが判明した。

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 羽藤の電話の背後に聞こえた貨物列車の走行音から、右京がその監禁場所を突き止めた。監禁していたのは住田で、美香を助けたい一心だった。美香の父が警察官だと知った住田は叶わぬ恋と別れを告げたが、ユキチに美香のことがバレ、美香が狙われたのだ。住田は一命をとりとめ、美香を探すのに警察の力を使おうと羽藤を拉致したのだった。

 間一髪で美香が犯罪に加担するのを阻止し、実行犯たちを確保した。住田の協力で見た動画から、ユキチは茂手木だと判明。仕事をしたいやつに仕事を与えただけだとうそぶく茂手木に、右京は「いい加減にしなさい! あなたの私利私欲を満たすために使い捨てにされていい人間なんていませんよ!」と激昂した。

(C)テレビ朝日

 廊下ですれ違う住田と美香。羽藤は住田に「警察官として犯罪者を許すことはできない。だが父親として、命がけで娘を守ろうとした君には感謝する」と伝える。右京は「闇の中に光を求めてもそこにはありませんよ」、薫は「おまえはまだ若いんだ。まだやり直せる」と語りかけた。

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 「禁断の恋はロミオとジュリエット効果で盛り上がるというけど、当事者は大変」と薫の妻・美和子(鈴木砂羽)が言うと、こてまり(森口瑤子)は「叶わなかった恋にも、それぞれ意味があるんですよ」とほほ笑んだ。

 「こてまりさんが言うとなんだか意味深」という素直な感想とともに、「刺されてスーツケースごと階段から落ちたのに生きてたの!?」「ユキチ自ら見張り役。意外と人材不足?」という突っ込み、「やっぱり右京さんのブチギレはいつ観てもテンション上がる」と久々の右京の激昂に喜ぶ声が。さらに、羽藤役の冨家は、名作と名高いseason5元日スペシャル「バベルの塔~史上最悪のカウントダウン!」以来、18年ぶりのシリーズ登場(当時は「冨家規政」表記)となったこと、今シーズンの第4話にゲスト登場した山口馬木也と共に話題作『侍タイムスリッパー』の主要キャストだったことと、二つの意味で話題に挙がっていた。

 次週はいよいよ最終回スペシャル前篇。「最終回とか嫌だぁぁぁ」という叫びが上がるとともに、「ラストエピソードは真野勝成脚本か。season23は輿水泰弘が未登板とは」というマニアックな意見も。都知事役としてゲスト出演する片桐仁の怪演にも期待が集まっている。(文・早川あゆみ)

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