松坂桃李、2027年大河ドラマ「逆賊の幕臣」主演決定!幕臣・小栗上野介忠順が主人公

2027年大河ドラマ制作・主演発表会見が3日、NHK放送センターで行われ、タイトルは「逆賊の幕臣」、主人公は小栗上野介忠順(おぐりこうずけのすけただまさ)、演じるのは松坂桃李、脚本を安達奈緒子が務めることが発表された。会見に出席した松坂は「これまで経験してきたことすべての引き出しを開けて、30代最後の作品として挑みたいです」と意気込みを語った。会見には、脚本を担当する安達、制作統括の勝田夏子も参加した。
大河ドラマ第66作目となる「逆賊の幕臣」は、幕臣・小栗上野介忠順が主人公。“勝海舟のライバル”と言われ、日本初の遣米使節として新時代の文明を体感した人物。新しい国の形をデザインした江戸幕府の天才であり「逆賊」とされた小栗を通して、変わりゆく時代を描くエンターテインメント作品。
松坂は、大勢詰めかけた報道陣を前にして「大変緊張しております」と語ると「まさか自分に大河ドラマの主演が来るなんて、想像していませんでした。本当に自分ができるのか不安があります」と率直な胸の内を明かした。それでも、安達や勝田プロデューサーと会話を重ねるなかで「お二人が生み出す作品に参加させていただきたい」という思いが湧いてきたという。
オファーを受けたときのことを聞かれた松坂は「チーフマネージャーさんからお話を聞いたのですが、すごくうれしそうに『松坂さん、大河ドラマの主演が来ました』と話してくれたんです」と振り返ると、14年ほどそのマネージャーと一緒に仕事をしていたという松坂は「どれだけの思いで僕に作品を運んできてくれたのかがわかるので、その気持ちを受け止めて、しっかりと取り組んでいきたい」と意気込んだ。
松坂は「この仕事を始めて16年ぐらいになりますが、後輩や同期、先輩方からいろいろなことをいただきました。いままで経験してきたことすべての引き出しを開けて、30代最後の作品として挑みたいです」と気合の入った表情で語った。
また松坂は、2009年に特撮ドラマ「侍戦隊シンケンジャー」でシンケンレッド/志葉丈瑠役で出演し「殿」と呼ばれていたが、再び「殿」と呼ばれる人物を演じることに「シンケンジャーのときは20歳で、いまは36歳。いろいろな人生を経験した“殿”を見せていきたいです」と笑顔を見せた。(磯部正和)


