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サザンオールスターズ、7年ぶり映画主題歌 坂口健太郎主演『盤上の向日葵』で起用、特報も公開

サザンオールスターズ
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 『孤狼の血』の柚月裕子による同名小説を坂口健太郎主演で映画化する『盤上の向日葵』(10月31日全国公開)の主題歌に、サザンオールスターズの楽曲「暮れゆく街のふたり」が起用されることが明らかになった。サザンの10年ぶり、16作目のオリジナルアルバム「THANK YOU SO MUCH」(3月19日リリース)に収録された楽曲で、サザンの楽曲が映画の主題歌となるのは2018年公開の『空飛ぶタイヤ』『ビブリア古書堂の事件手帖』以来7年ぶりとなる。併せて同楽曲を挿入した新たな特報も公開された。

【動画】サザンの主題歌入り特報

 本作は、山中で身元不明の白骨死体が発見された事件を巡り、事件の容疑者となった若手棋士・上条桂介の壮絶な過去が浮かび上がっていくミステリー。突如将棋界に現れ、時の人となる天才棋士、上条桂介役に坂口健太郎。賭け将棋の世界で圧倒的な実力を持ち、上条に大きな影響を及ぼす男・東明重慶役に渡辺謙がふんする。監督を、『ユリゴコロ』(2017)『隣人X』(2023)などの熊澤尚人が務める。

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 プロデューサーの矢島孝は「切なさや哀しさ、愚かさも含め、必死に生きていく人間たちへの応援歌がほしい」とこの物語の主題歌をサザンオールスターズに依頼。サザンの新アルバム「THANK YOU SO MUCH」に収録される楽曲の中で最も陰影が濃く、切なさに満ちた一曲である「暮れゆく街のふたり」が決定した。サザンの楽曲が映画の主題歌に起用されるのは、サザン47年の歴史の中で7作品目。『空飛ぶタイヤ』の主題歌「闘う戦士(もの)たちへ愛を込めて」、同じく2018年公開の『ビブリア古書堂の事件手帖』の主題歌「北鎌倉の思い出」以来となる。

 主演の坂口は同楽曲に「将棋、家族との別れ、因縁、様々な物に翻弄され歩くしかなかった桂介の道を、切なく代弁してくれているような楽曲だと感じました。夏の暑い時期の撮影、夕暮れ時、向日葵畑の中で夕陽を見ている瞬間を思い出しました」、矢島Pは「この映画の風や空、季節など空気感も含めて、サザンがふさわしいと思いました。人間の情念を支える桑田さんの力強い声は、人間の生き様を描く映画の最後を締めくくり、違った形で映画を支えている楽曲だと思います」とコメントを寄せている。

 主題歌「暮れゆく街のふたり」を用いた新たな特報映像は、主人公・上条桂介と、東明重慶との出会いから始まる。上条が町の将棋道場で出会った伝説の勝負師・東明は上条を挑発するように「ぞくぞくするような真剣勝負だ」と囁く。そして雪の中を走る桂介の少年時代が印象的にインサートされ、やがてふたりは激高し、鬼気迫る表情でぶつかり合う。(石川友里恵)

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