『パラサイト』監督のハリウッド新作が首位デビュー!
全米ボックスオフィス考

先週末(2月28日~3月2日)の全米ボックスオフィスランキングが発表され、ポン・ジュノ監督と『THE BATMAN-ザ・バットマン-』のロバート・パティンソンがタッグを組んだ映画『ミッキー17』が興行収入1,900万2,852ドル(約29億円)で首位デビューを果たした。(数字は Box Office Mojo 調べ、1ドル150円計算)
【動画】ロバート・パティンソンが死にまくる!『ミッキー17』予告編
第92回アカデミー賞作品賞に輝いた『パラサイト 半地下の家族』(2019)以来となるポン・ジュノ監督の新作は、ワーナー・ブラザースのハリウッド映画。ブラック企業のトップに“使い捨てワーカー”として搾取され、命を落とすたびに複製されてついには17人目のコピーとなった“ミッキー17”の逆襲を描くエンターテインメント作品だ。
現在までの世界興収は4,370万2,852ドル(約66億円)。宣伝費にも大金をかけた大作だけに、Varietyによると劇場上映のみで黒字にするためには世界興収2億7,500万ドル~3億ドル(約413億円~450億円)が必要だといい、今後の盛り返しが望まれている。出演はロバートのほか、ナオミ・アッキー、スティーヴン・ユァン、トニ・コレット、マーク・ラファロなど。
先日の第97回アカデミー賞で作品賞、主演女優賞、監督賞、脚本賞、編集賞の最多5部門に輝いた『ANORA アノーラ』は拡大公開となり、22位から7位にジャンプアップした。(編集部・市川遥)
3月7日~3月9日の全米ボックスオフィスランキングは以下の通り。()は先週の順位。
1(初)『ミッキー17』
2(1)『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』
3(2)『ラスト・ブレス(原題) / Last Breath』
4(3)『ザ・モンキー(原題) / The Monkey』
5(4)『パディントン 消えた黄金郷の秘密』
6(5)『ドッグ・マン(原題) / Dog Man』
7(22)『ANORA アノーラ』
8(6)『ライオン・キング:ムファサ』
9(初)『ルール・ブレイカーズ(原題) / Rule Breakers』
10(初)『イン・ザ・ロスト・ランズ(原題) / In the Lost Lands』


