「スターシップ・トゥルーパーズ」再映画化!『第9地区』監督がメガホン

昆虫型宇宙生物“バグズ”と人類の戦争を描いたロバート・A・ハインラインのSF小説「スターシップ・トゥルーパーズ」(邦題:宇宙の戦士)が、再び映画化されることになった。映画『第9地区』『グランツーリスモ』などのニール・ブロムカンプが監督と脚本を担当する。Deadlineなどが報じた。
ソニーの下で進行中の同作は、ポール・ヴァーホーヴェン監督の1997年の映画版ではなく、原作小説を基にした作品になる。小説のファシズム的要素を強化して皮肉ったヴァーホーヴェン監督のどぎつい『スターシップ・トゥルーパーズ』は当時は興行的に失敗したが、後に再評価されカルト的人気を博している。
ブロムカンプ監督は、妻でコラボレーターのテリー・タッチェルと共に製作も手掛ける。ブロムカンプ監督がタッチェルと脚本も執筆した『第9地区』は異星人を難民として受け入れた南アフリカを舞台にしたSFで、第82回アカデミー賞で作品賞、脚色賞、視覚効果賞、編集賞の4部門にノミネート。彼らと「スターシップ・トゥルーパーズ」との相性は良いように思える。(編集部・市川遥)