映画『マインクラフト』相次ぐ迷惑行為、俳優自ら劇場で注意喚起「ポップコーンの投げ合いはダメ!」

全世界で大ヒット中の実写映画『マインクラフト/ザ・ムービー』の上映中にマナー違反を行う観客が続出していることを受け、スティーブ役のジャック・ブラックが米・ロサンゼルスの映画館にサプライズで登場し、上映前に自ら注意喚起を行った。
【動画】チキンジョッキーだ!『マインクラフト/ザ・ムービー』日本語吹替版予告
“マイクラ”の愛称で知られる人気ゲーム「Minecraft(マインクラフト)」を実写映画化した本作は、ひょんなことから3Dブロックで構成されたバーチャル空間に転送されてしまった4人の男女の冒険を描くファンタジー。映画では、原作に登場するキャラクターやアイテムが忠実に再現されており、ゲームに熱中するティーンがこぞって劇場に足を運んでいる。
一方で、劇中キャラクターの登場シーンやスティーブのセリフに合わせて、大声で騒いだり、場内にポップコーンをまき散らすなどの迷惑行為が相次いで確認されており、その様子を違法に撮影し、TikTokで拡散することがトレンド化してしまっている。特に、原作ゲームのレアキャラ「チキンジョッキー」(ニワトリに子供ゾンビが乗っかったキャラクター)の登場時に若者たちが熱狂するといい、上映が一時中断したり、警察が出動する事態にまで発展している。
この事態を受け、スティーブ役のジャックは現地時間11日から13日にかけて、米・ロサンゼルスの映画館「AMC Century City 15」で行われた『マインクラフト・ムービー』の上映会に潜入。自ら上映前のアナウンスを担当し、「ポップコーン投げは禁止。それから、“チキンジョッキー”(で騒ぐのは)は絶対にダメだ!」と観客に直接注意を促した。
イギリスでは、大手シネマチェーンが鑑賞者に対する注意喚起を発表している。英シネワールドは、「他の観客の迷惑となる大声、拍手、絶叫など反社会的な行動はいかなる形であっても一切容認しません。このような行動が確認された場合、即座に退場していただき、払い戻しは受け付けません」としている。
『マインクラフト』はアメリカで、今年最高のオープニング興行収入&ゲーム原作映画史上最大のオープニング興行収入を叩き出し、累計興収2億7,886万4,857ドル(約404億円)を記録。世界興収は早くも5億5,200万ドル(約800億円)を突破している。日本公開は4月25日。(数字は Box Office Mojo 調べ、1ドル145円計算)(編集部・倉本拓弥)


