『ウィキッド』完結編、前作超えの大ヒットスタート!今年2位の出足
全米ボックスオフィス考

先週末(11月21日~11月23日)の全米ボックスオフィスランキングが発表され、映画『ウィキッド ふたりの魔女』に続く第2部にして完結編『ウィキッド 永遠の約束』が興行収入1億4,700万4,640ドル(約228億円)で首位デビューを果たした。(数字は Box Office Mojo 調べ、1ドル155円計算)
これは前作のオープニング興収(1億1,250万8,890ドル・約174億円)を上回り、ブロードウェイミュージカルの映画化作品として歴代最高を記録。今年公開の映画では、実写版『リロ&スティッチ』(1億4,601万6,175ドル・226億円)を上回り2位となる大ヒットだ。ちなみに、1位は4月公開の『マインクラフト/ザ・ムービー』(1億6,275万3,003ドル・約252億円)。
前作よりダークさを増した『ウィキッド 永遠の約束』だが、シネマスコア社による出口調査に基づく観客評価は前作と同じ「A」であり、口コミの良さでこれからのホリデーシーズンに向けて息の長い興行が期待できそう。観客の71%が女性だった。
そのほかの新作では、日本を舞台にしたブレンダン・フレイザー主演作『レンタル・ファミリー』が興収333万6,147ドル(約5億円)で5位、フィンランド発のバイオレンス・アクション『SISU/シス 不死身の男』の続編『シス:ロード・トゥ・リベンジ(原題) / Sisu: Road to Revenge』が興収240万8,490ドル(約4億円)で6位にランクインした。(編集部・市川遥)
11月21日~11月23日の全米ボックスオフィスランキングは以下の通り。()は先週の順位。
1(初)『ウィキッド 永遠の約束』
2(1)『グランド・イリュージョン/ダイヤモンド・ミッション』
3(3)『プレデター:バッドランド』
4(2)『ランニング・マン』
5(初)『レンタル・ファミリー』
6(初)『シス:ロード・トゥ・リベンジ(原題) / Sisu: Road to Revenge』
7(4)『リグレッティング・ユー(原題) / Regretting You』
8(7)『ニュルンベルク(原題) / Nuremberg』
9(5)『ブラックフォン 2』
10(8)『サラズ・オイル(原題) / Sarah's Oil』


