宮野真守、6,000人ライブ回すMC力 向井理が絶賛も「終わったとき3歳ぐらい老けていた」

俳優の向井理が25日、丸の内ピカデリーで行われた映画『パリピ孔明 THE MOVIE』の初日舞台あいさつに上白石萌歌、神尾楓珠、詩羽、ディーン・フジオカ、森山未來、HARUA(&TEAM)、そして劇中でもライブのMC役を務め、この日の舞台あいさつも司会を担当した宮野真守と共に登壇。向井は6,000人を集めたライブシーンの迫力を見どころにあげると共に、そのライブでの宮野のMC力を絶賛していた。
本作は、現代の渋谷に転生した中国・三国時代の天才軍師・諸葛孔明の活躍を描く、原作・四葉夕卜、漫画・小川亮による人気コミックを実写ドラマ化した「パリピ孔明」の劇場版。孔明(向井)とアマチュアシンガー・月見英子(上白石)が、日本の音楽界を代表する三大レーベルによる音楽バトルフェスに挑む。
三大レーベルによるライブシーンは、丸1日ライブ会場を借り切り、およそ6,000人にも及ぶエキストラを動員して行われた。向井は「カメラも12~13台あって、本当のライブを撮っているようなスケールでした」と撮影を振り返ると「WOWOWのプロのチームが来てくれたんです。そのなかの生演奏パフォーマンスはもちろんなのですが、“MCマモ”がすごかった」と劇中、ライブの司会者「MCマモ」として出演した宮野の“回し”を絶賛する。
向井は「実際の映像は10分の1ぐらいしか映っていませんが、お客さんへの説明や進行、さらには撮影が止まったときの繋ぎなど、本当にすごかった。ライブシーンは1日で撮っているのですが、1日中大活躍で。撮影が終わったときは、疲れ切っていて、朝に『よろしくお願いします』とあいさつしたときと、終わったとき『お疲れさまでした』と言った顔が、3歳ぐらい老けていた。それぐらい小さく萎んでいました」と裏話を明かす。
向井の話を聞いていた宮野は照れくさそうな表情を見せると「あんな経験はしたことなかったですし、もうできないと思うのですごく楽しかった」と回顧。さらに宮野は「お客さんのお芝居もちゃんと映画の大切なピースになっているので」とエキストラの頑張りにも触れていた。
向井は「連ドラから数えると3年近くこの作品に関わってきました。これだけ長く1つの作品に関わったことはあまりないです」としみじみ語ると「本日めでたく初日を迎えることができました。本当に嬉しく思うと同時に、大変な思いをしながら心血を注いだ自信もあるので、今日で一段落つくというのはちょっとした寂しさもあります」と複雑な心境を明かしていた。(磯部正和)


