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『ミッション:インポッシブル』第8弾、ベンジーの物語は「特別なもの」に!

映画『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』よりベンジーとイーサン
映画『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』よりベンジーとイーサン - (c) 2025 PARAMOUNT PICTURES.

 人気アクションシリーズ第8弾『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』には、ベンジーに大きな見せ場があるようだ。ベンジー役のサイモン・ペッグがインタビューに応じて明かした。

【動画】『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』ファイナル予告編

 ベンジーは、スパイ組織IMFのオフィスで働くITエンジニアとしてシリーズ第3弾『M:i:III』(2006)に初登場し、第4弾『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』(2011)から現場に出るエージェントに昇格。おっちょこちょいなところは変わらないものの、回を重ねるごとにスキルを身に付けてイーサン(トム・クルーズ)との関係も深め、チームに欠かせない存在となった。

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 23日に日本公開を控える最新作『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』について、サイモンは「僕はこの映画にとても興奮している。ベンジーの物語は特別なものになっていると感じているんだ」と興奮を隠さない。

 「『デッドレコニング』(前作『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』)も本当に楽しんだけど、同作ではベンジーはイーサンを助けるためにそこいて、彼をアシストして、って感じだった。だけど今回は、彼には本物のストーリーがある。それを演じられたのは本当にうれしかった」と打ち明けた。なお、別でインタビューに応じたパリス役のポム・クレメンティエフも、「この映画でのサイモンは素晴らしいよ!」と請け合っている。

 昨年には、出世作『ショーン・オブ・ザ・デッド』(2004)の公開20周年という節目を迎えたサイモン。「ちょっとしたライドだったね。『ショーン』のおかげで、僕は『ミッション:インポッシブル』に出ることになった。J・J・エイブラムスがあの映画を観て気に入って、『「M:i:III」に出ない?』と言い、僕は『OK!?』って答えたわけだから(笑)。その後は知っての通りだ。その結果として、他のいろんなことも出来たし、素晴らしい人々と仕事をすることもできた。『ショーン』が僕を映画作りの世界に紹介してくれたおかげで、とても興味深いキャリアを持てた」と実り多きこの20年を振り返る。

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 次の20年ではどんなことをしたいのだろうか? 「小規模なものをやりたいと思っている。多分、大規模なアクション大作や豪華なものからは離れて、もうちょっと現実に根差したものをやってみようと思っている。僕自身の映画も監督するつもりだし、ただずっと、興味深いことをしていたいと思うんだ」と考えつつ、言葉を紡いだサイモン。

 長編監督デビュー作については、現在、資金を集めている段階だ。ストリーミングの台頭で映画業界全体の状況が変わったことで、映画制作のハードルは今までになく上がっている。「今は映画を作るのが難しい時代だし、特にオリジナル作品はそう。(原作ものや続編など)もともと存在しているものに頼る傾向が強くなっているから。でも監督作を手掛けられる日を心待ちにしているよ」

 「自宅で映画を観るのが容易になったことで、劇場体験はちょっとした脅威にさらされている。それは残念なことだ。他人同士が集まって映画を一緒に観るというのは、素晴らしいことだから。そこにいるのは全然知らない人たちで、彼らが世界に対してどんなことを思っているのかもわからない。だけど同じ場所に座り、同じことで笑って興奮するというのは、美しい。だから、劇場公開の映画が打ち勝つことを願っている。だってそれは真に、素晴らしい人間の体験だから」と願いを込めていた。(編集部・市川遥)

映画『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』は5月23日より全国公開

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