『ミッション:インポッシブル』女優、トム・クルーズに感化されスカイダイビングが趣味に

人気シリーズ最新作『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』に出演している女優のポム・クレメンティエフがインタビューに応じ、トム・クルーズに感化されて始めたというスカイダイビングの面白さを語った。
高い身体能力を誇り、キックボクシング、乗馬、テコンドー、バイクなどなんでもござれなポムは、前作『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』で本シリーズ初参戦。イーサン(トム)と因縁がある強大な敵、ガブリエル(イーサイ・モラレス)に仕える暗殺者パリス役で鮮烈な印象を残した。
ポムのInstagramには余裕の表情で飛行機から飛び降り、空を舞う彼女の姿が多数アップされているが、スカイダイビングはトムに感化されて始めてすっかりハマったのだという。「『デッドレコニング』のクランクアップの日、わたしはスカイダイビングを学びたかったから、トムにおすすめを聞いたの。どこでスカイダイビングを学ぶべきか? って」と切り出したポム。
「そうしたら彼が、撮影終了のお祝いのプレゼントの一つとして、寛大にもAライセンスを取るためのスカイダイビングのレッスンを贈ってくれた。そうしてライセンスを手に入れたんだけど、その最終日には彼も来て一緒に飛んでくれたの。素晴らしかった。ものすごく美しい思い出だよ」とトムとの忘れがたいスカイダイビングを振り返った。
高所への恐怖心をまったく感じさせないポムだが、スカイダイビングを通じて「自分の恐怖心を手なずけること」を学んだのだという。「素早く反応できるようにし、素早く判断を下す。それがスカイダイビングの面白さ。それができるようになるためにはたくさん学ばなくてはいけないけど、学ぶと、より自信が持てる。何が起きても、どうすればいいのかわかっているから」とその醍醐味を明かした。
新型コロナウイルスのまん延やストライキなどによる予期せぬ中断もあり、『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』と『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』を合わせた撮影期間は約4年となった。ポムは「常に見た目を同じにして撮影に戻らないといけないのは大変」と笑うも、「でも慣れるだけだった」と頼もしい。「長期の撮影だと、ファイティングシーンのトレーニングをするのはもちろん、ケガを防ぐためのトレーニングも必要になる。ピラティスをして、足首や膝を十分強くしたり。体幹を鍛えて、基礎的な体の強さを作ったり」と実際のスタントシーンにとどまらない体づくりをしたと語った。
前作ではイーサンと死闘を繰り広げた際に命を救われ、そのことでガブリエルに疑われて切り捨てられ、最終的にイーサン側に付くことになったパリス。ポムは「このキャラクターには美しい変化があると思う。クリストファー・マッカリー(監督)も、彼女は本作で最も美しいアークを持つキャラクターの一人だと言っていた。だから、このキャラクターの異なる面を探求できたこと、他のキャラクターたちとより交流できたことはすごくありがたかった。初登場時の彼女は一匹狼ですごくピリピリしていたから、本作では彼女の異なる色を見られるよ。もちろん、完全に“優しいスウィートな女の子”になるわけじゃないけどね!(笑)」とちゃめっ気たっぷりに期待をあおっていた。(編集部・市川遥)
映画『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』は5月23日より全国公開


