森本慎太郎、『F1』で実写吹替初挑戦 ブラッド・ピットと声で掛け合い「一個自慢ができました」

人気アイドルグループ・SixTONESの森本慎太郎が、ブラッド・ピット主演の映画『F1/エフワン』(6月27日全国公開)で、日本語吹替版声優を務めることが明らかになった。実写映画の吹替は初挑戦となる森本は、元カリスマF1レーサーと対決するルーキー役を務める。あわせて、ブラッドの声を、本人公認の声優・堀内賢雄が担当するほか、大塚明夫、佐古真弓の吹替版参加も明らかになった。
『トップガン マーヴェリック』のジョセフ・コシンスキー監督がメガホンを取る本作は、常識破りのカリスマF1レーサー・ソニー(ブラッド)が、最弱のF1チームに所属する若きルーキーやクルーと衝突しながら、チームを導いていくさまを描いたドラマ。F1の全面バックアップのもと製作され、撮影では世界各国の本物のサーキットコースを使用。プロデューサーには、現役F1ドライバーのルイス・ハミルトンも名を連ねる。
森本が演じるジョシュアは、自信過剰の若きレーサー。主人公・ソニーとぶつかり合いながら、強豪たちが渦巻くF1の舞台で命がけで戦い、成長していく。トップアーティストとして活躍する森本にも、仲間と共に高め合っていくジョシュアの姿が重なるだけでなく、ブラッドの吹替を28年以上担当する堀内との演技合戦は、ベテランのソニーと若手のジョシュアとの関係性そのもの。素晴らしいケミストリー誕生に期待を込めて、今回のキャスティングが実現した。
森本は、「元々車は好きでF1が題材ということもあり、やらない手はないだろ! という気持ちで、自分の新たな挑戦として挑ませていただきました」とオファーが来た当時の感想を述べる。SixTONESのメンバーに声優決定を報告した際、声の演技への不安を吐露したそうで、「現場にはその道のプロがいっぱいいるんだから、皆のアドバイスを聞きながら、全部ゆだねてやれば大丈夫」と背中を押されたという。
また、吹替を通してハリウッドスターのブラッドと掛け合いできたことについては「ジョシュアを通して、ブラピとバチバチにやり合えたのはとても良い経験になりましたし、一個自慢ができました(笑)」と嬉しそうにコメントしている。

吹替版ではこのほか、大塚がソニーをレースに呼び戻すチームの代表・ルーベン(ハビエル・バルデム)役、佐古がチームを支えるピットクルーのリーダー・ケイト(ケリー・コンドン)役を務める。
声優決定に併せて、森本らの声が収録された日本版予告映像も公開された。伝説的ロックバンドQueenの名曲「We Will Rock You」にあわせて、F1ドライバーや所属チームのメンバー、サーキットで熱狂する観衆の姿を映し出す。予告編のナレーションは、『トップガン マーヴェリック』で主人公マーヴェリックの教え子の一人・ボブの吹替で知られる武内駿輔が担当している。
森本ら吹替版キャストのコメント全文は以下の通り。(編集部・倉本拓弥)
森本慎太郎(ジョシュア役)
今回オファーをいただいた際、元々車は好きでF1が題材ということもあり、やらない手はないだろ! 逆に僕でいいんですか!? という気持ちだったのですが、自分の新たな挑戦として挑ませていただきました。
メンバーからは、「現場にはその道のプロの方がいっぱいいるんだから、皆のアドバイスを聞きながら、全部委ねてやれば大丈夫」と背中を押してもらいました。チームで一つのものを創り上げていくジョシュアの熱量に共感できたので、すごく気持ちが入れやすかったです。ジョシュアを通して、ブラピとバチバチにやり合えたのはとても良い経験になりましたし、一個自慢ができました(笑)
自分がサーキット上で走っている感覚になる、観ていて思わず汗をかいてしまうような迫力や臨場感が詰まった作品です。F1の魅力が詰まっているのは勿論ですが、むしろF1を知らない方が楽しめるんじゃないかと思います。100人みたら100人かっこいいと思うブラピも見られます!
映画館がコックピットになります。その体験ができる映画はこれしかありません!
あなたを最高にドライバーにしてくれるはず。絶対大きなスクリーンで観ていただきたいです!
堀内賢雄さん(ソニー役)
今回ブラッド・ピットが演じるのは元伝説のF1レーサー役ということで、ブラッドの中のワイルドさや切なさみたいなものを意識しながら演じさせてもらいました。
背中で自分の生きざまを見せて育てていく姿がとても美しく、全編を通してカッコよく、とにかくセクシーです。僕も見習わなきゃいけないなと(笑)。
レースシーンは、F1マシンを操縦しているかのような臨場感とドキドキするぐらいの迫力で本当に圧倒されます。F1に興味がなかった人も、この映画を観たら好きになると思うし、映画の素晴らしさが詰まっている作品だと思いますので、是非大きなスクリーンで楽しんでいただきたいと思います。
大塚明夫(ルーベン役)
掛け値なしに面白いです。
なかなかの長編であることをすっかり忘れて画面にすいこまれました。
本作ではキャスト自ら本物のサーキットで本物のF1マシンを走らせるという恐ろしいことをしています。
ステアリングから伝わる路面の感触、加減速のリアルなスピード感!
日常生活では決して味わうことの出来ない禁断の領域を、映画館の柔らかいシートに腰を埋めるだけで感じ取れるなんて……映画ってホントに素晴らしい!
これは封切りが待ち遠しい、早く大スクリーンで観たい!
全国のレースファン必見です!
ブラピはやっぱりカッコいいぜ!
佐古真弓(ケイト役)
時速300kmの過酷な環境で限界に挑戦し続けるレーサーたち。
そのレーサーを支える、高度な技術と知識を持ったチームメンバーたち。
文字通り命を懸けてレースに挑む人々の姿に、胸が熱くなりました。
F1を見たことがない方も、この映画を見ればレースの世界に心惹かれるはず。
経験した事のない迫力の映像と、臨場感あふれる音響。
ぜひ劇場の大画面で体感して下さい!