ドニー・イェンVSサモ・ハン!製作20周年『SPL/狼よ静かに死ね』期間限定上映が決定

ドニー・イェンとサモ・ハンが共演したクライムアクション映画『SPL/狼よ静かに死ね』(2005)が、製作20周年を記念して、7月18日から7月31日までの2週間、シネマート新宿で上映されることが決定した。
本作の舞台は、1994年の香港。凶悪犯罪捜査班のリーダー、チャン刑事(サイモン・ヤム)は、黒社会のドンであるポー(サモ・ハン)を、あと一歩のところで取り逃してしまう。それから3年後、悪性の脳腫瘍を患うチャン刑事は引退を決意。後任として、武闘派刑事マー(ドニー・イェン)がやってくるが、引退の日が近づくチャン刑事は、証拠を捏造してまでポー逮捕に執念を燃やす。
『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』(2024)のように、今では当たり前のように悪役もこなすサモ・ハンだが、本作は彼が初めて悪役に挑んだ作品。苛烈なアクションと共に、刑事とマフィアの対立を主軸に、登場人物それぞれの立場の中に“父と子”をテーマにした物語が展開する、人情味にあふれるドラマも見どころだ。
特殊警棒を駆使するドニー・イェンと華麗なナイフさばきのウー・ジンによる裏路地での死闘や、ドニーとサモ・ハンの壮絶なバトルは、公開から20年近く経っても色褪せない魅力に満ちている。
監督は、本作でドニーと初タッグを組んだウィルソン・イップ。本作から『かちこみ! ドラゴン・タイガー・ゲート』(2006)、『導火線 FLASH POINT』(2007)、名作『イップ・マン』シリーズへと続いていく名コンビの初タッグ作としても注目の一本だ。(編集部・入倉功一)
映画『SPL/狼よ静かに死ね』は、7月18日~7月31日シネマート新宿にて期間限定上映


