『ブラックパンサー』MCU前日譚アニメにアイアン・フィスト登場へ　ただし予想外の形で

　マーベル・シネマティック・ユニバース（MCU）映画『ブラックパンサー』の前日譚アニメシリーズ「アイズ・オブ・ワカンダ（原題） / Eyes of Wakanda」に、Netfilxの実写ドラマでもおなじみのアイアン・フィストが登場することが明らかになった。ただし、観客が予想する形とは異なる方法でだという。ショーランナーを務めるトッド・ハリスが現地時間9日、フランスで開催中のアヌシー国際アニメーション映画祭で明かした。

【画像】同一人物じゃない？Netflix実写ドラマ版のアイアン・フィスト

　「アイズ・オブ・ワカンダ（原題）」は、映画『ブラックパンサー』シリーズに登場する架空の王国ワカンダの歴史を遡りながら、秘密警察たちの活躍を描く全4話構成のシリーズ。第1話は紀元前1260年が舞台となり、ノニと呼ばれる秘密諜報員が主人公として登場する。

　Varietyによると、アヌシー映画祭では「アイズ・オブ・ワカンダ（原題）」第1話がプレミア上映がされ、その後、ハリスをゲストに迎えてのQ＆Aセッションが行われたという。その際、ハリスは「このシリーズにはアイアン・フィストが登場します。ただし、みなさんが想像するアイアン・フィストではありません」と明言。“みなさんが想像する”とは、Netfilxが展開した「ザ・ディフェンダーズ・サーガ」において、フィン・ジョーンズが演じたダニー・ランド／アイアン・フィストのことだろう。

　また、Colliderはアイアン・フィストの役割についてハリスに質問をぶつけており、「アイアン・フィストが登場すること以外、あまり詳しくは言えない」としながら、「ジャッキー・チェンのファンであれば、そのエピソードは絶対好きになる」とアイアン・フィストにアクションの見せ場があることを予告した。

　アイアン・フィストは、秘境クン・ルンで修行を積み、不死の龍ショウ・ラオの力を宿した戦士のこと。原作では、過去に66人がアイアン・フィストを名乗っており、エピソード毎に時代設定が異なる「アイズ・オブ・ワカンダ（原題）」では、ダニーより前の先代アイアン・フィストが登場するのかもしれない。

　「アイズ・オブ・ワカンダ（原題）」は8月6日よりディズニープラスで配信予定。製作総指揮には『ブラックパンサー』シリーズを監督したライアン・クーグラーが名を連ねており、シリーズ第3弾の製作も予定されている。（編集部・倉本拓弥）