白石聖、親友の夫と不倫し命まで奪う役…「私の夫と結婚して」で清純派の殻破る

白石聖が26日、都内で行われた Amazon Original ドラマ「私の夫と結婚して」(6月27日より配信)日韓コラボイベントに登壇した。“清純派女優”のイメージを持たれている白石だが、本作では親友の夫と不倫し、彼女の命まで奪う悪女を演じており、「殻を破れた感覚」と喜んだ。この日は、横山裕(SUPER EIGHT)、田畑智子、黒崎レイナ、七五三掛龍也(Travis Japan)も登壇したほか、ダブル主演の小芝風花、佐藤健は韓国からリモートで参加した。
韓国で漫画化、ドラマ化もされたNAVERウェブ小説を、日韓共同プロジェクトとしてドラマ化した本作。親友・江坂麗奈(白石)と夫・平野友也(横山)の裏切りにより命を落とした主人公・美紗(小芝)が、10年前にタイムリープし、親友と夫を破滅させようとリベンジを図る。そんな美紗の二度目の人生に、勤務先の部長・鈴木亘(佐藤)が介入してくる。
息を吐くように嘘をつき、美紗を自分より少し不幸にすることで相対的な幸せを味わっている麗奈を演じた白石は、「大変でした。表面上は美紗と仲良くしている会話劇に見えたとしても、お互いマウントを取り合っていたり、チクッと刺す部分が含まれていたり、裏腹な気持ちをはらんでいるので、どういう見え方が適切なのかを風花ちゃんや(アン・ギルホ)監督と一緒に話し合いながらやっていました」と振り返る。
一方で、「麗奈という役と出会えたことをすごく誇りに思っています。麗奈と出会えたことで殻を破れた感覚にもなったので、楽しく撮影させてもらいました」と充実した表情ものぞかせる。MCから「表現の幅を広げてくれた役だったことですね?」と確認されると、白石は「そうですね」とうなずいた。
さらに、指を骨折し、足を引きずりながら撮影に臨んでいたアン・ギルホ監督に言ってもらった「うれしい言葉」があるという白石。「大切なシーンを撮っている時に、1回撮ってもらったものに自分が満足いかなくて、でも時間も押している中でどうしよう……となったんですけど、監督が『麗奈が満足するまで、僕は足を引きずってでも撮るから安心してね』と言ってくれて。うれしい言葉過ぎて、監督について行こうと思いました」とプロフェッショナルで優しいアン監督を思い、心からの笑顔を見せた。
また、印象深いシーンを問われると、白石は「カレーを友也に振り返りざまにかけちゃうシーンは印象深いというか、何テイクか重ねて、1回で終わるかと思いきや何回かトライして。最後、監督が『カレーの粘度を緩めてやろう』となったら、めっちゃ飛びましたね」と思い返す。横山は「そのあとの給湯室のシーンは(撮影が)2週間くらい空いているけど、(シーンとしては)つながりがあるから(カレーまみれの)服をそのまま保存してたんですよ。すっげー臭かった。心なしか風花ちゃんも聖ちゃんも僕から離れて、ちょっとショックやったんを覚えています」と打ち明け、白石たちを笑わせていた。(錦怜那)


