松山ケンイチ、ピクサー最新作に声優出演「自分史上最悪の敵役」USオーディションで役つかむ

俳優の松山ケンイチが3日、都内で行われたディズニー&ピクサー劇場映画最新作『星つなぎのエリオ』(8月1日全国公開)の七夕ジャパンプレミアにサプライズ登壇し、日本版声優として同作に出演していることを発表した。USオーディションを経て役をつかんだ松山は、声優参加の喜びを興奮気味に語った。この日は、同じく日本版声優の川原瑛都、清野菜名、佐藤大空、野呂佳代、中谷(マユリカ)も来場した。
『星つなぎのエリオ』は、ひとりぼっちの主人公・エリオが、何光年も離れた星で“本当の居場所”や“大切なつながり”を見つける物語を描く感動のファンタジー・アドベンチャー。監督は『夢追いウサギ』などのマデリン・シャラフィアン、『私ときどきレッサーパンダ』などのドミー・シー、『リメンバー・ミー』などのエイドリアン・モリーナが務める。
松山は、エリオと仲良くなるエイリアンの少年・グロードンの父で、コミュニバースの支配を目論む誇り高く攻撃的なエイリアンの戦士・グライゴン役を担当する。ピクサー作品初参加となる松山は、他の声優陣と同じくUSオーディションを経て同役を射止めたが、イベント中に同役を務めていることが解禁され、サプライズ登場したことから「超うれしくて、すぐに言いたかったんですよ」と興奮気味に語り、「今(情報管理が)厳しいみたいで(契約書に)サインもしましたよね。しゃべったら大変なことが起こるんじゃないかなと思ってビクビクしていました」と今日までの思いを打ち明ける。
また、佐藤が「うれし過ぎて収録にはディズニーの洋服を着ていきました」と言っていたため、「僕も収録のとき、ディズニーのTシャツ着ましたよね」と話す松山。しかし、中谷から「本当ですか?」と確認されると、松山は「ちょっと盛りましたけど」と笑った。
「自分史上一番の最悪の敵役をやらせていただきました。これ以上ないくらい悪役なので、みなさん楽しんでいただけたらなと思います」と同役を紹介する松山は、「マスクして(試写を)観てたんですけどグチョグチョになって……。『大人が泣ける映画』というのは、まさにその通りだと思います。共感しかないですもんね」と本作もアピールした。
フォトセッションでは、佐藤が「グロードンのポーズで写真を撮りたい」と望んだことから、全員でウサギの耳のようなポーズを決めていた。(錦怜那)


