実写版「笑ゥせぇるすまん」ロバート秋山、人生最大の体重＆色黒さ！全ての条件が整った喪黒福造役
お笑いトリオ・ロバートの秋山竜次が18日、横浜市のランドマークプラザで行われたドラマ「笑ゥせぇるすまん」配信“ドーン！”記念イベントに出席した。秋山は喪黒福造（もぐろふくぞう）役に決まった時の心境や、役づくりをうれしそうに語った。
藤子不二雄A原作の「笑ゥせぇるすまん」は、黒いスーツで全身を包んだ謎のセールスマン・喪黒福造が、悩める現代人の“ココロのスキマ”を埋めていくオムニバス形式の物語。テレビ東京が実写化した今回のドラマ版では秋山が喪黒を演じ、ダークで大人のメルヘンな世界観はそのままに、原作を現在にアップデートした話と、完全オリジナルの話の多種多様な全12話が、7月18日より3週にわけて Prime Video で独占配信される。
秋山は横浜・みなとみらいのランドマークプラザ内にオープンした「笑ゥせぇるすまん」コラボカフェ内に劇中衣装で登場すると、「あの喪黒福造をわたしがやる。最初にお話をもらった時は正直よくわかりませんでした」とオファーが来た当時の心境を笑顔で振り返る。「あの国民的アニメ、誰でも知っているアニメ、恐怖すらありました。これは公式のことなのか………藤子さんサイドは認めてくれているのかって。でも本当だとわかると大騒ぎしました。うれしかったです」としみじみ語った。
秋山によると「以前から喪黒じゃんって言われることはよくあった」といい、「人生最大の体重、色黒さ、怪しさ……全ての条件が整ったんだと思います。事前にネットでは誰が喪黒福造をやるんだろうって予想が飛び交っていて、バナナマンの日村（勇紀）さんとか、中には石破（茂）総理の名前まで挙がっていて、『わたしなのに』って思いながら見ていました」とキャスト発表までの心境を明かす。
そして、喪黒にふんした自身のビジュアルが発表されると、「そっくりと言われてうれしかったです」と反響を喜んだ秋山。「でも、これに関しては特殊メイクも何もしていない。この帽子を被っているだけなんです。口元、歯、やっぱり全ての条件が整っていたんだと思います。役づくりも、日常生活から口調も喪黒福造に変えました。子供が学校に行く時も（喪黒の口調で）送り出して……」と役づくりにも触れ、声に関しては「初代の大平透さんの声を強く意識しました」と話した。
秋山は「声と眼力が大事。困ったのは、喪黒福造を勉強していくと、アニメでは口を閉じたことが一度もない事に気づいたんです。そんな演技が実写で成立するかなと思ったんですけど、全話それで行きました。真剣なお芝居の時も口を開けっ放し。歯を見せているんです。あんまり実写ドラマで口開けっ放しはないですよ」とコメント。宮藤官九郎はじめ、マギー、細川徹、岩崎う大といったメンバーが脚本を担当するが、「コメディー的な要素も入れてもらっていて、秋山喪黒としての出方、面白さを盛り込んでもらえた」と内容にも満足そうだった。（取材・文：名鹿祥史）